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極楽蝶華
やっぱりねー
 


部屋に戻ると不動が居た。しかも何だか待っていたぽい。


……やっばりバレてた。


うん。やっぱ無理があったね。


『……なんだよ。俺番飯作んなきゃなんだから用があるなら早く言ってくれねぇ?』

ヅラと眼鏡外して逆切れしてみたり。


「……めん。」

『なに。』

「……昨日、ごめん。
――その、無理矢理あんなことして……悪かった。」


いきなり下手に出られると……こっちだってあまり強くは言えない。
俺のお人好しー。


『……もういいよ別に。くすぐったかっただけで別にそこまで言うほどの事じゃないし。もう嫌がらせとか止めろよ。』


スポーツドリンクをのみながらさっきメロンソーダ被ってベタベタになったワイシャツを洗濯機の中に放り込んだ。


『この部屋に男連れ込んだりしなければ怒んな……聞いてんのか、不動。』

また話してる相手にぼーっとされる。

イライラ。

『おぃ!!』

「……ぁ、悪い。ごめんもう一回。」


話をしている時は相手の目を見ろ目を。
何で視線を俺の胸のあたりで左右に行ったり来たりさせてんだよ。


とりあえず相手が下手に出てる間に色々と条件を取り付けさせていただこう。

『まず、俺が変装してるってバラすなよ。』


喧嘩売られたら切れない、とゆー自身が無い。



「……言うわけ無い。」

『特に、生徒会長の琉崎』

「……何かされたのか?」

『ここ来る前にちょっとあってねー。』



「……ぜってぇー言わねぇ。つかバラして堪るか。」



……個人的な恨みでもあるんだろうか。


まぁーいいやー。


『最後にひとつ。……うるさいから、この部屋に男連れ込むなよ。相手の部屋かどっか別の場所に行け。』


「……」



なんか

また


悪い事した気分に;



……その目やめろって、なんか罪悪感すごいんだけど……

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あきゅろす。
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