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極楽蝶華
3
 

え?奈緒先輩何で怒ってるの?何で?
(涙目)


『……っな、テメェが無理矢理べろべろ舐めてきたんじゃねぇーかよッ!!』

「悠紀仁、昨日は良い声で啼いてたじゃん。忘れたの?」

『はぁ?あれかなりくすぐっ「ふーん……。気持ち良かったの?」ろ。』

……今アナタが邪魔した所に一番大事な事が入ってましたよ。

『くすぐったかっただけだっつーの。』

「……そう。……春日君。いい加減悠紀仁を放してくれるかな。」

「別にアンタのモンじゃないだろ。」

『……っだからぁ〜。俺は物じゃ無ぇぇ!!』

思い切り振り払う。


あんたらはおもちゃを取り合ってる幼稚園児か?

と すると俺はやっぱり物扱いか?



「……それで、何でそんな所にキスマークが付いてるの?」

『……あー……、昨日風呂場で一緒になりま「一緒に入ったの?」』

『大浴場だったんですよ』

「……なんでそんな場所行ったの?お風呂付いてるだろ?」

『あー……、ちょっと、のっぴきならない事情で内風呂が使えなくてぇ……』

「どうして?」

『いや、それはちょっと今は……』

奈緒先輩の視線が

 ブ リ ザ ー ド

恐いっす……

『いや、後で言います。』

「そんな事より僕……他の奴の前で眼鏡外すなって言わなかったっけ??」

『え。ちょっとその話はまた後でお願「昨日は俺に会いに来たんだろ?」』

「……良い声で啼いたんだっけ……?」


……むっちーん。


『……ったくさっきからテメェは奈緒先輩の逆鱗逆撫でするような事ばっか言いやがってぇぇぇええ!!
氷点下な怒りに晒されて怒られるの俺なんだからなぁぁぁあ!!……ってゆーか、そもそも風呂もお前の所為で使えなかったんだろーがぁ!!』

「……え?」

『夕方部屋に戻れば風呂場でサカってるし夜は夜で明け方までなんかやらかしてたみたいだしなぁぁああ!!
なっかっなっか!寝付けなかったんだぞテメェの所為でぇぇぇええ!!』






『……なんだよその目。』
やんのかコラ。


「……なんでお前がそんなこと知ってんだよ。」




……誰か掘った墓穴に俺を埋めて下さい……

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あきゅろす。
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