極楽蝶華
俺悪くねぇよ!!
『見ての通り、獅子緒先輩はユウにメロメロ。
後は俺の知る限り春日不動、会長、副会長二人、あと中等部の生徒会長の琉崎透がユウに惚れてます。
不動と会長と副会長達はユウに契約の証も渡してます。既に。』
「……マジで?」
若干、先輩達の顔が青ざめた。
『はい。……そして、悪いことにユウってものスゲェ天然なんです。
惚れられてるの気付いてません。』
「…………で?」
『もしも……こう、色々な事があの人達の耳に入ったら……』
『多分、ユウに知られないように明るみに出ない感じに処分が下ると思います。気をつけてください。』
「な……何でお前呼んだんだよ馬鹿ヤロウ!!」
うわぁ先輩半狂乱!!
『ホントに普通にバスケが上手いからっていうか獅子緒先輩ついてくるとは思わなかったんですよぉっ!!』
がん、がん、と
ユニフォームの下に来ているTシャツ掴まれてがくがく揺さぶられた。
俺悪くないって言うかアンタら勝手に期待して撃沈しただけじゃねぇか!!
俺に八つ当たりすんなよ!!
うぅ……ホントこの人達バスケのプレー以外で尊敬できるところが何一つ無い……
まぁ、確かに気さくで結構人間性は良いけど!!
性欲絡むとこうなんのやめて欲しいなぁ!!
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