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極楽蝶華

 

確かにこの先輩達はバスケの事となると真面目だ。



ちゃらけないしサボらないしそれこそ一生懸命に打ち込んでる。



だがしかし、流石はこの学園、といった風にバスケやってる以外は大体誰かとヤッている。


それもレギュラーの先輩全員。



長身、見れた顔、バスケのレギュラーと来れば寄ってくる人は結構いるらしい。


しかもその中に生徒会の人達(主に高裏先輩や村上先輩)に相手にされなくて回って来た親衛隊の方達もいる。

最近は会長達の分も。



だからこそ悠紀仁のプレーを見せて、よく知ってもらって、
【身体使ったり弱み握ったりして権力に近付く人間じゃない】
と解って貰った後で周りの奴らの牽制に協力してもらおうと思ってたのに……




これじゃあ牽制どころか悠紀仁の正体知ったら躍起になって口説きにかかる。



そしたら当然生徒会の人達にもその話は伝わって、

すると
「情報の出所は何処だ」

って話になって……




……後は考えたくも無い。





『あー……うん。ありがと、来てくれて。』

「いーよ別に俺も最近あんま身体動かしてなくて鈍ってたしぃー。」


腕を上に延ばして、身体を左右に倒して背中を屈伸させている。


腕に引っ張られた体操着の横から覗く脇腹が後ろにいる男達の欲情を煽っているのを分かっているのだろうかこの子は。



「あっ……もう、ユウちゃんならいつでも運動の相手に……」

「くぁぁ……可愛い……ッあぁ、思いっ切り(ピストン)運動しよ……」




はい、先輩方悠紀仁の言葉卑猥に変換しない。




「なぁ、彰、試合やんだろ?チーム分けどーすんの?」

『あ……そうだな……どうし』
「ハイハイ俺ユウちゃんと同じチーム!!」



……部長…………(涙)



俺の言葉遮ってまで主張する事ですか。



「三枝ズッリィー俺も俺も!!」
「あっ、ユウちゃん俺と組もう!!」



あぁ、する事なんですね。



「俺何でもイイですよ。先輩達好きに決めちゃってください。」



こてん、と傾げられた首。


周りは全員悠紀仁より背が高い=必然的に上目使い


「チーム決めたら、すぐにやりましょーね?」


悩殺スマイル。

「あぁ……うん……ヤろう……」



はい先輩、悠紀仁の言葉を卑猥な方向で受けとらねぇのな。

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あきゅろす。
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