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極楽蝶華

 



そして、1番影響を受けやすい12歳から全寮制の生活が始まる。





そこで目にするものは、

絶対王政。





親から耳にタコが出来るくらい言われた名前。


「この人達はな、いいか。
うちの会社に

…………※中略…………

て訳で、凄い力を持った方達なんだ。出来るなら、仲良くなれ。
それが無理なら近づくな。いいか、気に障る事だけは

…………※以下略」




社会的に高い地位にいる親を持った者達。


再三再四に渡って念を押されたその名前。




全世界にその名を轟かす天下の琉崎財閥子息


琉崎 俊

琉崎 猛

琉崎 透



全国指定広域暴力団のトップの孫

獅子緒 圭介



父親が国会議員、兄は県会議員、祖父は元総理大臣。
代々政治に大きな力を持ってきた一族の直系

春日 不動



全国に最大の檀家数を誇る茶道家元の長男

久遠 奈緒



海外にも名の知れ渡った国内シェアNo.1のホテル王の次男

三船 葉月



かつて【神の手】と呼ばれた外科医、現医師連盟副会長の息子

高裏 健一



多角的に数々の分野で成功を納める藤堂グループに代々仕える家の人間

村上 隆也






しかも。


全員例に漏れる事なく顔が良い。頭も良い。




こいつらが揃うまで、ここまで過熱した騒ぎは無かった。

……のに。



周りの風潮に流され

【男との恋愛】

に違和感を覚える事が無くなり




そこでこいつらを見たら、親から刷り込まれた畏怖・羨望の念と共に恋愛感情が生まれてもおかしくない。


そして、本人達抜きでその思いは暴走して対象を神格化させてしまうに至るのだ。


若いね。日本人だね。





生徒会の人間に対しての感情はこんな背景があった訳である。


親衛隊しかり、食堂での騒ぎしかり。



また、刷り込まれた情報に

生徒会=顔が良い=スゴイ



というものがあったからさぁ大変。


外見が良い人間に対しても似たような感情が生まれる。




こうして、この学園内では
【家、財力、顔、頭脳】


だとかを持っている人間に周りが傅く様になってしまいましたとさ。





まぁ、しょうがないんだよ。



隔離された世界はその中に独自のシステムを成形してしまうものだから。

各人の人格も一緒に。

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