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極楽蝶華
セクハラ王子
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な…………

な…………


『何してくれてんだテメェは!!』


ガチャ切りしたよね今。

膝に跨がって胸倉掴んでがんがん揺すっちゃうよ俺。


『お前初対面の人間に最低限マナー守れよぉ!!』


いやっ!!
でもそれは無理げかなぁ☆
むしろ電話越しだったから和樹の頸動脈絞められ無かっただけまだ幸運かぁ!!


「あーもー。
いいだろ別に俺の電話だ。」

『良くねぇよ俺の友達だよ。』

「うっせぇなぁもう。料理冷めるぞ。」



『うをヤベェ!!』

……和希はイイ奴だから夏休み帰ってから事情とか一緒に説明しつつ謝ろう。
取り敢えず今は飯、飯。



がば、と自分の席に戻ろうとして……

……戻ろうとして……


俺が座っていた席には奈緒先輩が。

あれおかしいなワープ……



……両手に6品程余る料理達を持って移動した先のスペースなんて無いし、第一この人は動いてくれそうに無いし。

まぁ、悠臣が増えたと思えば……ね。


「あれ、悠紀仁。今日は随分素直だね。」

『言っても無駄だと学習したんですよ。』


別にいいや危害が加わる訳じゃ無いしぃー。

奈緒先輩イイ匂いするし。


まぁ腹やら胸やらまさぐる指はちっとくすぐったいけどさ。


「……奈緒、テメェ何処触ってんだよ。」

「煩いな俊。それひっくるめて選択したのは悠紀仁だからね?」


ねぇ、と食物をはむ俺の肩に顔を乗せて耳に息を吹きかけてくる。

『……嫌では無いし。』


まぁ若干退路を断たれた感はしないでも無いが。


『それより、みんなもとっとと食べないと冷めるよ?』


勿体ないオバケ出るぞ

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あきゅろす。
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