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極楽蝶華
……大切?
□■□■□■□■□■□■

あぁ、


俊のでっかい手が気持ちイイ。



「本宮、アイツさぁ……前から俺らに突っ掛かって来ててな。
お前に目ぇ付けたみてぇだったからあんま近付いて欲しく無かったんだよ。」

「……そ。俺らに勝てない代わりに悠紀仁をどうにかしよう、とか考えてたみたいだし。」



『……代わり?』


チョコを銜えたまま首を傾げた。





「あぁ。
勝てない腹いせだろ。」


『……俺、何で代わりになんの?』



競う相手間違ってやいませんか。



勉強は……学年違うし。
……まぁ、多分俺勝つけど。国語以外。


喧嘩は……俺が強い、て知らなかった可能性の方が高いし。

顔は……言うまでも無くこの双子の圧勝(1R開始3秒後KO勝ちくらい)だし。第一俺に代わりなんか務まんない。


恋愛沙汰で俊達に喧嘩売ってたんなら……言っちゃ悪いが上に挙げた諸々の理由から本宮って方に更々勝ち目は無いのでそこまで確執が芽生えるようには思えない。

家かな、とも思ったがそもそもコイツ俺の本名知らないから藤堂グループにちょっかい出す、っつー考えは出ないだろうしなぁ。


『で、正解は?』

「は??何。いきなり。」

『俺が代わりにされる理由。俺、あの人に喧嘩売られる覚え無いんだけど。』



「……悠紀仁。喧嘩売られてたんじゃねぇよ。
アイツは、悠紀仁に手ぇ出せば間接的に俺らに勝てるからだよ。」


「あくまでも、喧嘩売られてるのは俊と猛な訳。分かる?」



……俺?何で?



『何で、俺に手ぇ出すと二人に勝てる訳?』


勝負の相手は俺で、何で二人に勝てんの?


別に俺この二人に勝ってる事何一つ無いと思うんだけどなぁー……。




「お前が、俺らの特別だから。」


『……え?』



「悠紀仁に手ぇ出されたら俺らがキレんの分かってやってんだよアイツ。」

「そ。
悠紀仁だって、大切な人盗られたらムカつくだろ?」


うぇぇぇぇ。


何この人達こんな恥ずかしい台詞臆面も無くサラッと言ってのけちゃってんの?




『ちょー……ちょ、ちょ、待て。二人とも待て。』



あれなんかいま幻聴がきこえたきがスルヨ。



『お……俺?特別?大切?』




おぉぉぉぉぉ。

パニクり気味だよボク。




顔赤いよ今。

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