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極楽蝶華
俺この人の事嫌いだ。
 


「そーだ。
ここ、痛んで来てない?大丈夫?」

『は??……』

「ね、朝も思ったけどさ、ここ超柔らかいよね。
気持ちイイ。」



え、何この……笑えないセクハラ。奈緒先輩にされるのと違って不快感しかないんだけど。


大丈夫、って聞かれてるけどなんかむしろ苛立ちしか感じないのは気のせいじゃねーハズ。


「会長達とはまだヤッてないみたいだけどさ、獅子緒とはヤッたの?」

『……は。』


「獅子緒もやっぱ性格みたく激しいヤツなの?
どうだった?」

『……は』

「あ、俺はちゃんと優しくしてあげるよ?」


て、何をよ。



主語を言ってください主語を。


ガコォン、ってスゲェ音がして本宮さんが倒れた。


『うっわ……レオ、何してんの。』


ムカつく人ながらちょっと同情するぉ。


「……今、コイツ、ユウの事馬鹿にした。」


射殺すような眼光で斜め下を睨んでいる。


『?……よく分かんないけどな、いきなり殴っちゃ駄目。俺言ってるよね。いつも。』


腕を引っ張り上げて立たせる。


『本宮さん、平気ですか頭打ってませんか顎外れてませんか。』



矢継ぎ早に質問しながら身体を見て、無事を確認した。

あぁ、まぁ……外傷は、無いな。


「痛ぇ。
フザケンナ獅子緒。お前何いきなり殴ってきやがって。」

「テメェこそ。
お前、今度ユウの事侮辱したら殺すぞ。」


レオが睨んだその目に、びびって少し後ずさってる。


『レオ、もう止めな。気ぃ済んだでしょ?』


ぐい、とワイシャツの衿を掴んで頭を下げさせ、腕の中に抱き込んで髪の毛を撫でてやった。


「何。俺の方の気が済んでねぇーよ。
……ユウちゃん、俺にここまでしてさ、言葉じゃ済ましてやんねぇーえよ?
ちゃんとぉ、俺の部屋来て、ご機嫌取ってイイコトしてよ?」

『あー……部屋に伺う暇はないので、帰りますね俺。』

「待てよ、帰るなんて誰が許可出したんだよ。」



……少なくともあんたなんかに出される言われは無いと思うー。

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