極楽蝶華
ヤベェってこれ。
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おぉぉぉぉぉ。
ヤバイよヤバイ。
え?
4時間目もう終わるって?
それしきのヤバさじゃねぇーよ。
大変だよコレ。
1時間ほぼ休息に充てたケド無駄に終わったよ。
『……立てない。』
腰に力入りませんが。
いや当たり前だよ。あんな短時間に4回もヌいた事ねーもん俺。
「大丈夫?俺抱っこしようか?」
で、5回も出して何でそんなに元気一杯なんだよお前は。
『た……のむ。』
元はと言えばコイツのせいだし。
感覚はあるが、力が入らない。
立とうとすると、腰から砕ける。
オイなんだよコレ初体験だよ初体験。
『ユウ、どこ行く?寮帰る?』
「うんにゃ……。昼飯前に寄るとこあるから、いい。鞄教室に置きっぱだし。」
本宮さんの事気になる。
何か、時間が経ったら痛くなった……とか、なったら怖いし。
「そう。分かった。」
『でな、3年の理系のクラスがあるトコ行ってくんねぇ?』
「……何しに行くの?」
途端顔付きが険しくなる。
『ちょっとね、俺の不注意で怪我させかけた人がいるんだ。様子見にね。』
「……ふぅん。」
『その後、俺の教室連れてって。
鞄持ったら寮帰ろ。』
「分かった。」
疲れ気味だったので
微妙な振動はかなり眠気を誘った。
幸い授業が終わるまであと十なん分かある。
……このまま寝させてもらおう。
「……ユウ、眠い?」
無言で頷き、目を閉じた。
「そう……なら、連れてくから、寝てていいよ?」
その言葉に、もっかい軽く頷いて意識を手放した。
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