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極楽蝶華
何だこのカワイイ生き物。
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『何でだよ。馬鹿とは心外だなオイ。』


脇に手を入れて身体を持ち上げて、ソファに座らせてやる。

俯く悠紀仁のデコに口付けて薄く笑った。



「だっ……。俺、きたないってゆっただろうがばかぁぁぁぁ……
俊、アレ飲んじゃうとかっ……」



ヤバイ。可愛すぎだろこれはどう考えても。


『悪かった悪かった。』




「っ……俊のばかっ。
ばかばかばかばかぁぁっ!!
……っ、……ば……かぁぁぁ……」


ソファの上にペタン、と座り込み……手の平でてしてしと俺の胸を叩いてくる悠紀仁。




こんな……幸せで、いいのかな。



つーか。誰かこの可愛すぎる生き物少し自粛さしてクダサイ。


理性持たねぇよ。





だってさ……ぎゅう、ってして、

泣きながら、呂律が回らない口で


「俺もっ……俊の事…
…好き……」





アレは犯罪だ。


一発KOだよ悠紀仁。





今日泣かせちまった分もいっぱいいっぱい愛してやる。


大好き。スゲェ好き。



嬉しいよ。愛してる。




軽く唇にキスして、ソファから立ち上がった。



『……風呂、用意してくるな。
入るだろ?』



「……ん。」



上目使いに、こくんと頷く悠紀仁。



……っ、可愛い……





……くっ、……ふぅ。
さて、風呂溜まるまで俺はシャワー浴びとこうかな。


いや、決してこの後の展開を希望してる訳では無く。


だって今日のこの時間だけで今まで貯めてた幸運全部使い切っちまいそうだったから。

ご利用は計画的にね。



それに、嫌な目にあって怯えてるコイツを無理矢理押し倒すなんて出来ないし。




冷水シャワー浴びて、自分で処理しないとこれ以降は理性が飛びそうだ。

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あきゅろす。
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