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極楽蝶華

 

「まぁ……悠紀仁は明日どうせ職員室に行かなきゃでしょう?担任にくっついて行けばわかるから、平気だと思うよ。」

……え?
職員室?

なにそれぼくしらなーい。

「…これも忘れてたの?
どうするつもりだったの?明日。自分のクラスも分からないのに。」

『まぁ……はい。そうですね。』

でも自分のクラスがわからないから職員室行ってただろうし結果的にノープロブレムだからいいんじゃないかと俺の能天気の神様が反省を促さないありがたい一言を吐いた。


「やっぱり考えごとしてて?」

『はぁ……』

「悠紀仁はそんなに何考えてるの?」


クスクスと笑いながら奈緒先輩がなんか面白いもん見つけた、って感じの顔で聞いてきた。

『…まぁ…そんときは……【むく犬】と描写される程毛皮の厚いパトラッシュが何でネロと一緒に寒さで死んだのか、について考察してました。』


だってそもそも犬なんて屋外で生きていける動物だし。話の様子じゃかなりもこもこの毛皮だったらしいし。何で雪も風も無い屋内で凍死するわけ?


パトラッシュがあまりにも可哀相じゃないか。



「…ブッ…」


おぃ……


むこう向いて一応気ぃ利かしてるんだと思うんだけど
高裏さん全然隠せてませんよ。
肩がヒクヒクしてんのバレバレですから。


とりあえず食堂では、
値段にびっくりして周りに陰口叩かれて初対面の人に笑われた事ぐらいしか残んなかった。

2600円のオムレツの余韻もブッ飛んで何気損した気分。

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