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極楽蝶華
2
 

やべーまぢ立てなくね?


っつーかなんでキスされて腰砕けるん……??


……キスだけで……




へたり込んでる不可抗力で久遠先輩を見上げた。


その手には黒縁眼鏡。

仕方なく意志を伝えるため目の前の人物の制服の端を引っ張った。






□■□■□■□■□■□■




何だ……?

この綺麗な生きものは。


下から見上げて、制服の裾に手をかける藤堂君に突き上げるような欲情を感じて、自分の感情に一瞬戸惑った。


「せんぱ…っ、…それ、…返して……クダサイ…」



潤んだ瞳、上気した顔。

上ずった声、濡れた唇。

口から垂れる銀糸がまたエロィ……


行為の後で気恥ずかしく、自分の顔を真っすぐ見られないのだろうがそんな仕草さえ半端無く愛しい。



座り込んでいる彼を手を引っ張って立たせて、

顔を背けている藤堂君・・・に、不意打ちでまた口付けた。


「……んぅっ、」


まさか二度目は、と油断していたせいかまだ半開きになっていた唇。


両手で僕の肩を突き放すようにしながら、……キスから逃れるようにイヤイヤと首を振っている。


「やっ、ぁ……ん、ぅ゛あ、……やめ……」


一挙一動、漏れる声までもが性欲を刺激。

嫌がってるとかそんな事も考えられずに、ただただ、ガツガツ食べたいだけ食べて


後頭部をしっかり掴んで壁に押しつけ、
その強引な行為を堪能した後、口を離した。

口から垂れる銀糸を見て、顔を逸らした表情。
涙に濡れそぼった無色に近い睫毛がまた堪らなく愛しい。


緩く開いた唇が、垂れた唾液でてらてら光って……また、キスを誘っている。


先程口付けた、男の物とは思えぬ柔らかい、吸い付くような赤い粘膜に……視線を落とした。



見てると、何かを耐えるようにふるふる、と震えて小さく吐息を漏らした。



……ヤバイ。可愛い。



「……ふぇっ、」
『?!』


何が起きたか、分からなかった。



……ただ物凄い罪悪感が襲って来て。

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