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極楽蝶華
これなんて楽園
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「も、も〜、智美さん、いきなりはやめてくださいよ。」


ぷはっ、と私が抱きしめた腕の中からちょっと赤い顔をしたユウちゃんが上目遣いに私を見上げた。

ヒールが無かったら同じくらいだけど、今は私の方が6cmほど背が高い。
鋭角から覗き込めばユウちゃんの可愛いtkbが見えるよっ!


眼福眼福。
ここ数日のスランプでゴリゴリ削られたライフポイントが回復していく。



「やだぁ、ともちゃん、私に目もくれずユウちゃんに飛び付くなんてちょっと妬けちゃう。
……あ、まだ紹介してなかったわね。ともちゃん。渡部智美、私の奥さんね。」

「初めまして。他の子も全員ユウちゃんのお友達かしら?
よろしくね。」


ユウちゃんのお友達以上を狙っててもいいのよ。むしろ狙うべき。
よろしくね。これから私の妄想の中で好き勝手にされるだろうからよろしくね!

何だこの美形揃い!楽園か?この世の楽園か?



「智美さん、だから、その手を退けてください。いつまで触ってる気ですか。
……ちょっと、悠紀仁?何でそんな嬉しそうな顔してるの?」


亜麻色の髪をした線の細い美青年が、丁寧に私の手を引きはがしてユウちゃんに詰め寄っている。

……腹黒と鬼畜の臭いがする!

あとこの子絶対タチだっ!



「え?……あ、だって、綺麗な人に抱き着かれたら、男なら誰だって嬉しいと思うんですけど……。」


え?綺麗だって?
もー。嬉しいこと言ってくれるじゃないの。
でも私ユウちゃんがここにいる誰かとイチャイチャしてるところを見る方が嬉しいなっ!


とりあえず辺りを見回すと私に敵意を向けてる子が他にも5人。(ライちゃん除く)


……あっちであっちゃんと一緒に戦々恐々とした表情してる3人は違うわね。


でも、目の前のこの子とライちゃん入れて、7人。
7人がユウちゃん(のお尻)を狙ってると言うことか。



……7人がユウちゃんを……


ヤッバイこれなんて総受け?!これなんてエロゲ?!

あ、でもゲーム化するなら攻めsの中から好きなキャラを主人公として選んで操作してユウちゃんを攻略するシステムにしてください。
ユウちゃんになりたいんじゃないんです。男になってユウちゃんときゃっきゃうふふしたいんです。
そしたら私1周目はそこの黒髪眼鏡の敬語鬼畜っぽい子になってユウちゃんと羞恥プレイを楽しみたいと思います。

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あきゅろす。
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