極楽蝶華
ご覧のオタク様だよ!
バタン、と音を篭らせて閉まったドアの内側で鏡に映った自分の姿を確認した。
うん、やっぱり外には行けないな。
修羅場というかスランプで荒れてて家族とすらろくに顔を合わせていない。
最後に風呂入ったのがいつだったかあやふやにしか思い出せないここ数日。
……で、ご覧の有様だよ。
自分でも描写するのが酷い「The・ひきこもり」な外見をこれ以上直視するのが耐え切れなくなって眼鏡を外した。
シャワー浴びたら化粧して着替えて……向こうにつくのは1時間は後かな。
でもでも本当は今すぐ二人が(正確にはゆうちゃんがライちゃんに)きゃっきゃうふふしてる(されてる)所に跳んで行きたいんだけど!
一人そんなことを考えながらジャスティスに萌え滾る自分のテンションを諌めた。
ハイハイ分かってますよ、もう三十路近いんだから徹夜明けボサボサスッピンのまま明るいうちに外に出る勇気なんてありませんて。
あぁ、それにしても……二人に会うの久しぶりだから楽しみw
仲は進展してるかなぁ……wwwwフヒヒwwwww
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