極楽蝶華
2
小林裕介、コバヤシ ユウスケ
ユウちゃんがモデルになってる方の主人公。
華奢な身体、サラサラの黒髪、池袋のチームヘッド。絶世の美少年。
勝ち気で天然、大量殺戮用萌え製造機。
小塚玲生、コヅカ レオ
ライちゃんがモデルになってる方の主人公。
長身にがっしりとした体つき。逆立てた金髪。暴力団の頭の息子。
ユウにだけ絶対服従を誓ってる凶暴な猛獣。
まんま書いたらすぐに特定されてしまう外見は違う描写にしてあるが、性格や行動、実際に言った言葉などを参考にこの2人は本人達をトレースしたように再現してある。
2人が遊んでいる所、喋ってるところ、自分で言うのもなんだが観察眼は優れているので脳内でした想像が現実の二人とそれ程掛け離れていない自信がある。
捏造してるのはえっちシーンだけだ。何せ情報が何もないのだ。
……さっさと押し倒しちゃえばいいのに。
そして一日でも早く私が一部始終を詳しく聞ける日が来ますように。
自分の願望の祈祷はこのくらいにして。
頭を仕事モードに戻してパソコンのディスプレイに視線を戻した。
そして浮かぶのがこの自問自答。
……あの二人はこの状況でこの行動をとるかな?
今まではこんなに違和感を感じる事は無かった。
執筆した4作品とも、最終稿ライちゃんに読ませたら
「マジ普段のユウこんな感じですよ。相変わらず想像力スゴイですね。
……エロいことしてるときは……俺だったら、確かにこう言うかも。
ユウの反応は現実もこの通りなら超嬉しいんだけどなー。」
と本人からお墨付きを貰ってある。まぁユウちゃんには確認とるわけにはいかないのが残念なんだけどね。
まさか本人にこれ読ませる訳には……ねぇ。
だがしかし読ませてみたいと言う欲望がないと言えば嘘になる。
読ませて真っ赤になってうろたえてる所を見てみたいと思ってないと言えば嘘になる。
「……っは!思考が脱線してしまった。」
とにもかくにも。
私は……もっと萌える文を書きたいの!
前は迷ったことなんて無かったのに。前は……
…………前、は?
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