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極楽蝶華
ぱーどん?
 




「からかっただけだって、そう言われて100%信じるに足りる事実をまだ見ていない。
用心深くなるのも当然だろう、アンタの格好は一般で言う性倒錯者にしか見えないからな。」


「人に物を尋ねるにはもっと言葉を選ぶ必要があると思いますよ。」


横から指された言葉に俊が不機嫌そうに顔を向けた。


「第一、渡部さんは私達に向けて【からかった】とおっしゃっていたでしょう。
彼が男に興味があろうがなかろうが少なくとも琉崎先輩を口説こうなんて思っていませんよ。」


隆也のその言葉に俊が苦虫を噛み潰したような嫌そ〜〜な顔をした。


「そうね。他の男でも興味無いし。」


「・・・・恋人がいるとか、そーゆー話かよ?」


未だ俊は不機嫌続行中。



「違うわよ、同性に興味は持てない、って話。
私奥さんと子供いるもの。」

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