極楽蝶華
目が覚めたら
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『んー……』
目を覚ますと高裏さんの顔がドアップ。
「起きたようだね。未だ辛いだろうが……何か食べないと回復しないから。」
目の前に卵粥が差し出される。
あーそうだなんか具合悪くなってー、倒れてー、んでもってまた高裏さんに迷惑かけたんだねー。
状況を思い出して一人納得した。
節々が痛くてこりゃーかなり酷い風邪だなー、頭痛いなーとか思うけど確かに腹が減ってるのでありがたく戴こう。
『なんかすいません迷惑かけて。』
「これも仕事の内ですから。気にしないで今は良くなることだけを考えてください。」
口一杯に頬張ってた俺は返事が出来ずにとりあえず何回か頷いた。
器が空になったので、食後にと出された薬を口に放り込んで水を一緒に流し込む。
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