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極楽蝶華
ある意味ハイブリッド
 

 

「くッ……何で高裏と三船はもう上がりなんだよ仕事の量なら俺のがやってんだろーがッツ!!」

「俺……オニィチャンのとばっちり受けて可哀相……俺可哀相……」



愚痴MAX。


「悠紀仁抱っこしたいよ〜……悠紀仁足りない悠紀仁。」

貴様まだ足りないか。半ば強制的にキスまでしといて。

「……ッツんで春日は今日来てねぇんだよ!!
しかも村上獅子緒の件終わったら直帰ってどーしてなんだよッツ!!」

「だから春日は自分の仕事終わらせてあるっつってんだろ。
村上に至っては自分の分担とっくに終了後好意でやってんだから定時上がり当然だろこのクソ野郎が。
休憩ならさっきやっただろうがキリキリ仕事しやがれドカス。」


王子、笑顔をどこかに置いて来ちゃってますよ。


「……ッ聞いてねぇ。」

「へぇ。僕さっき二人が帰るときと村上からの連絡受けたときにそれぞれ話したはずだけど。」

「……悠紀仁の事考えてたから聞いて無ぇよんなもん。」

「言っとくけど僕もとっくに仕事終わってるんだけどなぁ。
毎度毎度長期休暇前に何で自分のじゃ無い仕事しなきゃいけないんだろうね?」


スマイル【は】再び。

しかし目は笑っていない。


「に、にしても……昨日から悠紀仁の顔見てねぇじゃん……ッツ。いい加減燃料が足りねぇっつの……」

「今日頑張ったしちょっとくらいいいじゃん〜。
まだ起きてるだろうし少し顔見るくらいいいだろ?奈緒ぉ〜」

奈緒に、【悠紀仁の顔見て充電しちったvvv】等と言えるはずが無い。
言ったが最後
「ふ〜ん。僕なんて昨日から悠紀仁の顔も見てないのにテメェラはそう言う事をするだ。ふぅん。
好意で手伝ってあげてるのに、……あーあ、踏みにじられた気分だなぁ。」
と、自分達の首を締める結果にしかならないこと明白だ。

と、言うわけで口裏を合わせた上での泣き言なのだが二人とも本気で悠紀仁にまた会いたいらしい。


どうやら奈緒の顔見た瞬間にまた悠紀仁が足りなくなったらしい。なんて燃費の悪い。

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あきゅろす。
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