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極楽蝶華
ここにも貧乏くじ。
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その頃生徒会室


「ハイもういいよ、三船と高裏ご苦労様。
もう遅いし二人はこれであがって。また明日ね。」


「ハ……イ。じゃあ、お先に失礼します。先輩がた……も、お疲れ様……」

「……し、失礼します……」


畏縮しながら、9階のフロアにある生徒会室から葉月と健一が出て来た。

肉体的には仕事とパソコンで疲労してはいるが、現在の憔悴と困憊ぶりは多分に精神的な所であるものが大きい。



「……会長がまともに仕事してるところ初めて見た。」

「あぁ……」




脇に抱えたまだ熱を持つパソコンに視線を下ろし、健一が軽く溜め息を付く。


また明日、とは言われたもののまともに仕事をする琉崎先輩がたのペースに合わせるには部屋に戻ってから大分自主的に仕事をしておかなければならない。

データの確認や基本文書の作成、等時間を食いそうな事はあらかじめ下準備をしておかないと俊達の処理速度に追い付かないからだ。




「……こう、喋りつつあのスピードで仕事をこなすのは凄いと思うよ。」

「……内容も内容だったし……な……」



あの、悠紀仁に関するアレな話。

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あきゅろす。
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