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極楽蝶華

 


『ホラ本人大丈夫っつってんだから大丈夫なんだよ。
イイコだからやめとけι』

「えー、別に遠慮とかいいですよ?猛さん。
俺自身広いお風呂入りたいですし。」


……しまった。

コイツ素で猛んとこの風呂に興味持ってる。


『いつでも使わせてやるから一人で入れ一人で!!』

「はぁ?
だから、今は猛さんの腕の事だろ?一緒にじゃないと意味無いじゃん。」

「悠紀仁……頼むから、……多分俺、悠紀仁と一緒だとかなり辛いから……」


嬉しい通り越して拷問にしかならねぇだろーな確かにι

それに……日常生活に支障はなさそうだが、やっぱ重いもんとか持ってねぇし。
いくらなんでも力入れると傷痛むだろうからな。

……で、傷出来てから……アッチの処理してなさそうだし。



つーか出来ねぇだろうからなぁ。




「猛さん、駄目ですよやせ我慢しちゃー。」

「や、腕はもう痛くないし、全然不自由してないから。……ね?ι」

「腕は……?他にどっか痛かったり不自由してるとこあるんですか?」

「ゔ。」

「え、ちょっと他にどこが痛いんですか?!」

「いや、……何でもない、から……」

「もうホント風呂とか一人で無理じゃないですかぁ!!大丈夫じゃ無いでしょ本当は!!」


そんな、惚れてる奴に
【性処理に不自由してます】
なんて言えるわけねぇーだろι

……恋敵ながら悠紀仁のあまりの鈍感さに猛が可哀相になって来た。


「他、どっか痛いんですか?……俺乗っかってて平気ですか?」

「ま、待っ……その辺、触らな……うぁっ、」


やめとけ男の足の付け根(内側寄りを重点的に)触んの!!

「えっ……
痛いんですか?ここ……平気ですか?」

「い、痛くない、痛くない……平気だから……」


押すな揉むな撫でるなそんなトコ。


『悠紀仁、こっち来い。』

「えぅ。」


後ろから腕回して無理矢理引き寄せ。

……猛は顔赤くして、若干前屈み。


……やっぱ反応しちまうよなぁ。悠紀仁にあんな無邪気に可愛くボディタッチされちゃあ。

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あきゅろす。
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