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嵐よ吹き飛ばせ、そして…
「俺は最後まで戦うんだ」

「確信はないが、おそらくその童たちの元にいるだろう」

怪我をしている事を知っている晴明は

「怪我がどうなっているかはわからぬが」と付け加えた。


そうか、と応える銀時の声はどこか重い。



「その童・・・迷い込んだ者たちはいわばこの世界とは違う者たちなのだ」

「・・・パラレルワールドみたいなもんか?」


「ああ。ワシの代でその者たちが現れるとは思わなかったが結野衆の古い記述に同じように

やってきた者たちの記憶が残っていたのを覚えていてな。教えてやった」

「んで?」

「方法としては地の力が集う場にてこの世界の者とその違う世界の者との気をぶつけ合えば

空間が歪み道が繋がる、というものだ。江戸で言えばターミナルじゃな」


「それでつかさたちはターミナルを目指してたのか」



つかさがターミナルを目指す理由を知った銀時は小さくため息を付いた。

「教えてくれりゃあよかったのにな」

「落ち着ける時間がなかったのだろう」


何せ、教えたのは昨日の昼なのだからな、と晴明は小さく苦笑した。


「それに次元の割れ目を通るのだ。心身に何かしら影響が出る。もしかしたら

通った際に治っているやも知れんぞ、銀時」


微かな希望を伝えると「じゃあな」と一言告げその場から去っていく。

銀時は無言でターミナルから見える小さな空を見上げ「そうだな」と呟くのであった。









「元気にやれよ、つかさ」








今や姿なき友人へ言葉を届け銀時もその場から去るのであった―――――
















SILVER SOUL OF THA WORLD END...

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