I will give you a rose(君萌さんから土沖





―――昔々、
あるところにとても美しい王子様が住んでいました。








I will give you a rose









細い絹糸のような栗色の髪を風に靡かせ、整った目鼻立ちに繊細な肌、華奢な体つきを包む最高級の衣服を以ってしても彼の前には引き立て役にしか過ぎません。
神に溺愛されたとしか言えない程の美しさをもって生まれた王子には一人の兄がいました。





「総悟、テメェ何してやがる」





こちらも弟とは違った美しさをもつ王子、艶やかな漆黒の髪に切れ長の目、スラリと高い身長に無駄の無い体つき。





「じょ、ジョギング…」





後ろ手に蕨でできた人形と金づちを隠し持ち、白い着物を身に纏った弟が答えます。





「総悟はひょろっちいからな、いい心掛けだ……ってんなもん誰が信じるか!」





「ちっ……兄様こそなんでさァその格好」





家で過ごす格好にしてはふんだんにあしらわれた装飾品がいやに目立つその服装の理由を、本当は早く話しを逸らしたかっただけの弟が尋ねました。





「何言ってやがる、今日はあの糞お坊ちゃんの所で舞踏会だろうが……テメェも早く支度しろ」





「あーそうでしたっけ、めんどくせぇ」





今でこそ口の悪い兄弟ですが一歩外にでれば別人、完璧な作り笑いと巧みな語法でその見目もあってかもはや敵無し。
女性はもちろん男性までも、誰もがこの兄弟の虜なのでした。
それはお互いまでもが例外ではありませんでした。





「兄様ぁ、行かないと駄目?」





120%確信犯な上目使いを向けてくる弟に頭がクラクラします。
兄は自分の理想をそのまま具現したような弟の周りにお花畑すら見えるような気がしました。





「そうは言ってもあの糞お坊ちゃんの舞踏会を断るのはこれで7度目だぞ……今回ばかりは駄目だ。」





今日ばかりは兄も簡単には引き下がれません。
これ以上の欠席は自分達の社会的地位を下げかねないのです。

しかしいつも効く筈の上目使いでのおねだりが効かなかった事を著しく勘違いした弟は





「に、兄様なんか死ね!俺だって、俺だって兄様なんか大っ嫌いでさァ!」





「ああ!?テメッなんでそうなるんだオイ!」











「嫌い!俺も兄様なんて嫌いでさァ!」





今にも涙が零れ落ちそうな目で睨み付けながら暴言を尽くす唇、それとは裏腹にしっかりと抱き着いてくる弟に兄はうろたえます。
弟からの大嫌いがショックで頭がうまく働かないのです。





「総悟、おまえ勘違いしてるから落ち着け」





「兄様なんか嫌いでさァ!」





もはや泣きそうなのは兄の方でした。
これ以上溺愛する弟からの嫌い攻撃をうけると一生立ち直れそうにありません。





「俺は総悟大好きだぞ?」





「……き、きもっ」





「オィイイイイイ!!!!なんなんだよテメェ!俺にどうしろってんだ!」





心から蔑んだ目で見上げられついに兄は発狂します。
しかし表面とは裏腹に弟は兄の言葉に満足したようで、抱き着いていた腕を解き挑戦的な笑みを兄に向けます。





「簡単でさァ、俺を1番に好きでいればいいだけですぜィ」





「ならもうとっくにできてんじゃねぇか……って時間がァァァアア!!!総悟早く支度しろ!」





弟がいつもの調子に戻り、甘い雰囲気になりかけたところで時計の針を目にいれた兄が叫びます。





「……あの糞お坊ちゃん俺の事ヤラシー目で見てくるから嫌でさァ、前の舞踏会なんて尻触られやした」





「……。」





弟を着替えさせようと服を脱がせていた手がピタリと止まります。





「でも兄様が言うなら仕方なく行ってやってもいいですぜィ」





固まる兄をよそに弟は着々と着替えをすませていきます。
弟の肩からスルッと着物が滑り落ちた時





「駄目だ!」





肩をガシっと掴まれたかと思うと、そのまま手をひかれ兄の部屋まで連れ去られる弟





「大事な用事ができた。」





「ちょ、兄様俺の服!寒い!」





弟が不服を口にしても兄はぐいぐいと手をひいていきます。
そして自室に入り扉を勢いよく閉めると





「服を着る必要はねぇ、それにすぐに温まる」





「うわー……マジですかィ?ま、あいつに尻を触られるよりはマシでさァ」





「よく言うぜ」







こうして、結局は弟の我が儘を聞くことになっていることを兄はまだ気付いていないのでした。









you a rose






end

何勝手に皇族パロにしてんだテメェェエエエ\(^q^)/



ぎゃああごめんなさい兄弟設定もいかせなくてごめんなさい素敵リクを萌えないゴミにかえてごめんなさいお待たせしすぎてごめんなさい生きててごめんなさい



あの……叶さんホントにすいません、その……いろいろありすぎてどれから謝ればいいのやら

とりあえずリクに沿えてなさすギル^q^


是非暴言あびせてやってください!!
ホントにすいませんでした!!








***






君萌さんからいただきましたー(´∀`*)
いえいえいえ!!!(手ぶんぶん
にいさま大好きな総悟がかわいすぎてもうたまらんです
にいさまな土方さんも・・・ぐはっ(←

ではではリク受付本当ありがとうございましたーvv

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あきゅろす。
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