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幸福論※20禁
 「眠い〜」
マカをやっとのことで部屋まで連れていくと、ベッドにそのままダイブしてしまった。
「なんか盛り上がっちゃってさー。パティがお酒持ってきてて、ほんのちょっと飲んじゃった」
今日はいつもの女子組4人+クロナで遊びに行って来る、って言うのを聞いてたけど酒まで飲んでくるとはやりすぎじゃないか?
仰向けになったマカは上目使いで隣の空いているスペースをぽんぽんと叩き、隣に来るように促した。
側に腰掛けると、満足したように目を瞑った。
「うー…」
寝返りを打つ度にスカートから伸びる白い足がチラチラと見える。
「見ちゃだめだからねー…」
見てはいけないと思うほど見たくなる訳で…自然とマカの痴体を思い出してしまう。何度も身体を重ねてきたベッドの上だ。想像するなと言う方が無理な話だろう。
マカがこんな恰好で寝るのが悪い。言い訳を考えてから、その白く伸びた足を撫でてみた。

「あはははは、くすぐったい!」
身を捻りながらゲラゲラ笑っているマカ。
呑気だな。…これならどうだ。
俺を留守番させた罰だ。試しに舌を這わせたマカの肌は、しっとりとしていた。まるでこうなることを予感していたように。
段々と内側から沸々と何かが沸き上がる。
今度はふくらはぎ、太もも、全身啄むようにキスもしてやる。マカはこれがお気に入りだから。
「ん…」
酔っているので見つめる目が虚ろだが、何も言わなくとも足を擦り合わせて次に何をするか分かっているようだ。言葉で言わなくとも分かる。
「仰せのままに」
早くしてやらないとマカから蹴られそうだ。
下着の上から、秘所を舌で突っついてみると汗ばんだように湿っていた。
下着をずらし、薄く生えた産毛のようなところを撫でるとマカから矯声が漏れる。
少し指で開きながら舌を挿し入れるともっととねだるように、ひくつき、声は次第に大きくなる。
「あっ、やぁ」
今更止められるはずもなく、奥へ奥へと進入する。鼻にかかる産毛がくすぐったい。
もっと声を聞きたくて次に突起を親指で押しつけるようにしてみる。
目の端にマカが強くシーツを掴むのが見えた。
何度か繰り返していると指に絡まるように蜜が溢れてきた。
掬いとって舐めると恥ずかしそうに目を反らす。
「目、反らすことないじゃん。マカのなんだから」
ほっぺたにキスをすると、また恥ずかしそうにする。
「わざと見せてるでしょ」
「バレた?」
「だって、やらしい」
やらしくやってんだよ。マカが恥ずかしがるとこ好きだし。言ったらマカチョップ確実。
もう無茶苦茶にしてぇ気持ちを抑えてCOOLに進める。
「んーじゃあ、これもわざと?」
いきり立った俺のを見てマカがにやりと笑う。
「それはわざとじゃない。」
「ふーん」
マカが鼻で笑うと、指先でピンと弾く。それだけでビクビクと全身に稲妻が走ったようになる。そのまま鷲掴みにされ上下に扱かれると息が荒くなっていき次第に肥大する。
マカの小さな口には入りきれなさそうなのに、一旦頬張ると、貪り食っているようにも見える。
「んぅ、んっ」
頼んだところでやってくれないのに、いつからこんな乗り気になったんだ…
にちゃっとした唾液が絡み付くように俺自身を包む。
「はっ、ぷぁっ、んんっ」
鼻から抜ける息と口からの吐息が艶っぽい。
添えた手も、唾液や先走りで濡れているが止めることなく擦り続ける。
そろそろ限界が近い。
「ん、く…」
押し倒すと素直にマカは仰向けになった。
目で見るとマカが微かに頷いた気がし、ゆるゆると進入すると暖かい圧迫感で満たされる。
「あっ…」
ぷるんとした唇から漏れる甘い声は媚薬となり全身が痺れる。
「ふぁ、んんっ」
キスを交わし、逃げようとする舌を執拗に追いかけると更に締めつけがきつくなった。
抱き合う度に新しい姿を見せ、惑わす。
今日は酔っていて蒸気した頬が可愛らしい。
「んっあ…だめぇ・奥にあたって…」
はだけさせたブラウスからブラを上げて胸を揉みしだくと、片手で顔を覆い隠そうとするが、指を絡め固く手を握る。
逃げられないように。

お互いが果てるのに時間は掛からなかった。
己の欲望を中に出すと、キスを一つしてからマカは眠りについた。
全身を拭き、服を着替えさせて起こさないように今度はおでこにキスをする。
そのまま疲れた俺はマカの隣で眠ることにした。



 「実はソウルはむっつりスケベだったんだな」
次の日学校でリズから話し掛けられた時、なんのことを言っているか分からなかった。え?誰だって?
「あんまマカに無理させんなよー」
「そーだそーだ。させんなー」
パティが話をややこしくする。
「マカちゃんのことを考えてあげてね…」
椿からも哀れむような目を向けられた。
なんだって俺が責められるんだ。
「僕もマカを泣かせたら許さないから」
クロナにまで言われた…。女子群+クロナに囲まれた輪の中から脱出し、教室の隅で本を読んでいるマカに問い詰めてみた。
「すごい哀れみとか責められるんですけど」
「なんか皆に喋っちゃったみたい…」
「何を」
「ソウルがいけないんだよ。いつもしつこいから」
 聞けばお互いのパートナーの話から酔った勢いで、家でのことを皆に話してしまったらしい。
当然夜の生活も。
俺はその場から逃げ出したい気分だったが、女子群+クロナの目線を感じ、逃げることが出来なかった。

当然しばらくは皆から冷たい目で見られていたのは言うまでもない。

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あきゅろす。
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