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◆Short Novels

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「っ」
「んっ、ふっ……はふっ……」

小さな濱本の吐息が洩れ、その下では佐藤が美味しそうに濱本のモノを咥えている。


「……犬みたいだね」


チュクチュクと音を立てながら懸命に舌を這わせている姿はとても必死で、故に滑稽だった。
その為、思わず出た言葉は佐藤を詰る為でも無く、素直な感想。


「うっ…んんっ……っむ…」
「……さすが、慣れてる、ね」


濱本を喜ばせようと奉仕する故に、佐藤は無我夢中に咥える。
解放された手は自分の身体を支える為に使えないが、頭を必死に上下させて快感を与えようとする。
舌で竿を舐めながらカリ部分は口を窄めて包み込む。

何度もさせた為に、どこをどうすれば濱本が喜ぶかを把握している忠実なしもべの様な佐藤は一心不乱に奉仕をする。


「ふっ……んむっ……んん」
「……っ、必死過ぎ、バカなの?」


そう小さな声で言うと、まだ先走りで汚れた手で濱本は佐藤の髪をクシャッと触った。


「……汗かいてるね。帰る時、風呂に入れてやっても良いよ、馬鹿犬」
「んっ!!」


決して本人には言わないし、バレているわけもないだろうが、濱本は密かに佐藤の髪質を気に入っていた。
その髪に触れ、耳にかけてやったりしながらその触り心地を楽しむ。


「…っ、ふんっ……」


鼻から抜ける声を洩らすのは、当然佐藤で。
濱本はその甘く濡れた声の原因であるそれに視線を送った。


「人のを舐めながら勃たせてんの?」
「んあっ」


指摘の通り佐藤のモノは新たに先端から白濁を零し、シーツにシミを作っている。
戒めの意味を込めて、濱本は足を伸ばして股間部軽く蹴った。


「サボらない」
「ぁ……ごめんなさい……んむっ」
「何を想像してこんなに零してんの?」
「ふっ……むぐっ………んんっ…」


足の指先で佐藤のモノを苛めながら、言葉で佐藤の精神を苛める。
涙目になりながらも頑張って奉仕をするその姿は何とも愉快だ。


「足でヤラれてるのに、更に溢れて来てるよ……本当に変態だね」
「っん……ぁ……はまもとぉ……」


くわえていたのを止め、佐藤は上目遣いで訴えてくる。


「どうしたの?」
「……早く、欲しい……これ」
「………我慢出来ない犬は嫌いだよ」
「あ"ぁぁっ」


欲しいと、くれと、佐藤は濱本のモノを舐めて訴えるが、濱本はそれを無残にもとめどなく先端から零している我慢しないそこを足で蹴って却下した。


「犬でももっと我慢出来るけど…」
「っ、あ……んっ」
「……佐藤は犬以下なんだね」


股間部を蹴りながら言葉で詰る。
それにも萎える事なく、佐藤はむしろ先端から溢れさせて濱本の足を汚していく。


「……お前のでベタベタだよ、汚いな」
「あっ……ごめん、なさ……はっ、」
「嘘つき」
「あ"あ"っ…」


佐藤はもはや濱本のものに奉仕をする事はなく、ただ太ももに顔を乗せて身体を震わせるだけだ。


「これ以上俺の足を汚さないように、自分で前を押さえときな」
「っ、あ……やだ…」
「佐藤」
「んんっ……」


首を横に降り拒絶する佐藤。
太ももに雫が落ちるのを感じた。
涙でも流したか、と思いつつ濱本は構わず髪を触りながら名を呼ぶ。
佐藤にとって、それは案にドライで達する事を求められているという事で、ゆっくりと顔をあげて濱本を見上げた。


「佐藤はそんなに俺の足を汚したいの?佐藤が出した精液で、俺の足をベトベトにしたいの?」
「っ、んん……違う、けど……」
「なら出来るよね?佐藤、ドライ好きだもんね?」
「ぁ……出したい…のに……ぁぁっ」


出したいと言いながら、自ら根元を握って出さないようにする佐藤。


「手伝ってあげるから、頑張って」
「ひぁっ……あっ……んあぁぁっ」


もはや躊躇なく濱本は猛っているそれを蹴り上げた。
同時に、痛みや快感から佐藤が高く声をあげた。

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