◆Short Novels
7
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「あっ、はっ、んんっ」
「きっついね……」
後ろから佐藤を犯しながら片手は腰に回し、もう片方は服から忍ばせ胸の突起を弄る。
「ひゃっ、んっ、ふっ……ぁぁっ」
「……相変わらず弱いね、胸」
「んんっ、ぁ、イイっ……ふぁぁ」
弱点である乳首を爪で引っ掻きながら指の腹で潰したりして、それでも腰は止まらずに奥を穿つ。
「っん、濱本っ……んっ、あぁぁ」
「……っ」
声をあげて素直に反応されるたび、キュウッと中が締まって同時に濱本のモノに絡み付く。
尻を高くあげて四つん這いのような格好からか、佐藤のモノの先端から零れる先走りはスカートの裏側に垂れていき、そこからまたベッドのシーツを汚していた。
「汚すなよ馬鹿」
「熱っ……奥、きもちっ……胸、も」
「……聞いてないし」
こうなった佐藤はもう濱本の罵詈雑言も甘言も耳には届かない。
ただひたすら、濱本の与える快感に応じるだけだ。
だから挿れるの、面白くないんだよね。
反応が返って来ないから。
「……抜こうか?」
「あっ……だめ……」
律動を止めてゆっくりと中から出そうとしたら、それには気付いたのか佐藤が切なそうに求める。
離れたくなさそうに中も濱本を締め付けた。
「抜かないで………入れて……突いて……もっと、奥に、ちょうだい…」
「それさ、欲張りなんじゃないの?」
「んぁぁっ……ぁ………っ」
一度奥まで入れて前立腺を抉った後、濱本は今までと違いゆっくりと回すように腰を動き始めた。
その動きに激しさはなく静かにジックリと犯す。
「っ……ぁ……はっ……ふっ」
静寂が目立つようになったその部屋では、グチュ、グチュ、と濡れた音と佐藤の洩らす熱い吐息だけが響く。
そして時折零れる、濱本の息使い。
「ぁ……好き………っ、好き…」
「…………あっそ」
どうせこの行為がでしょ?
俺からしたら、ただお前を苛めるという意味しか持たないこの生産性のないこの行為の事でしょ?
濱本は興味ないと一際強く奥を突き、胸の突起を爪で捻った。
「っぁ!」
「そんなに好きなら、刺激さえ与えてくれるなら、何だって良いんじゃない?」
「っ、ふっ……んっ………ぁ」
「どんな人でも、物でもさ……」
「あぁ、んんっ……」
キュウッと中を締めて、濱本のモノを熱くキツく包み締め付ける。
触れていた胸の突起から離れて下へとずらせば、触れたのは服を押し上げている佐藤のモノの先端。すっかり濡れたそこは触れただけの濱本の手も簡単に濡らし、それを更に手で包めば先端からは更に先走りをこぼし濱本の手を濡らした。
「汚すなよ、汚い」
「ぁ、んっ………ぁ、ふっ」
汚いとなじりながらも濱本の手による愛撫は止まらない。
尿道の入口を指先で弄りながら上下に擦り、どんどん蜜を溢れさせる。
それに連動するように佐藤は中を締め付けて、身体をピクピクと震えさせる。
「………佐藤、手が汚れたんだけど」
濱本は佐藤のモノを強く握り締めたたまま、中を打ち付けていた自身をヌルッと引き抜き始めた。
「ぁ、っ、やだぁ……」
「綺麗にしてよ。お前が汚したんだから」
「っ、あぁぁっ…」
言うと濱本は佐藤の中から自身を完全に抜きベッドに座った。
「ぁ……んん…」
状況を把握出来ない濱本は埋まっていた質量と熱量への喪失感に腰を震わせて中をヒクヒクとさせる。
名残惜しそうな声をさせて、佐藤は振り向く。
「……ぁ、濱本っ」
「やっぱね、してあげるってのはどうも慣れなくてさ」
濱本は佐藤の肩を持ち、強引に自分の方へと向かせて同じ四つん這いの体勢にさせた。
眼前には限界では無いものの猛っている濱本のモノ。そして佐藤の精液でテラテラと光っている指。
「佐藤、綺麗にしてよ。もちろん、噛むなよ?」
「……ぁ」
抜かれたショックよりも、濱本のものを舐めても良いという許可を得た事で恍惚な表情を見せた佐藤は、先程まで自分を犯して蹂躙していたそれに熱い目をして、そして熱い舌をゆっくりと這わせた。
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