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Geass×PERSONA3パロ
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 「それにしてもすごいな、ルルーシュ!初日から噂たつなんてさ!実際カレンって人気あるから、一目置いちゃったよ!!」
「確かに、彼女は人気があるようだが…あと、お前に一目置かれても、俺に得があると思えないのだが?」
「…たまには役立つ時だってあるんだぜ…?それより!一緒に帰ろうぜ?一人なんだろ?」

少し落ち込んだと思えば、すぐに切り換えるリヴァルに、ルルーシュは呆れるのを通り越して感心してしまった。
 ルルーシュは一人でゆっくりと帰る予定だったが、リヴァルはルルーシュが一人で帰ること前程にさそってきた。

「…まぁ、予定はないな」

 別に断る理由もないため、すんなり了承するルルーシュだった。

「んじゃ決まり!ポロニアンモールあたり案内しようか?俺、結構詳しいぜ?あの辺りは店も多いし」
「それは助かる」

その後、学園から少し歩いたところにあるポロニアンモールを案内してもらい、帰宅した。ポロニアンモールは確かに便利なところだった。様々な店がそろっている。これから利用する機会は多いだろう。


 「お帰り」

寮に戻ると、コーネリアがいた。彼女はルルーシュの一つ上の学年。つまり三年生だ。

「ランペルージ、ちょっといいか?」
「?…何か?」

ルルーシュはコーネリアが座るソファに近づく。

「最近は物騒になってきているからな、夜の外出は控えてくれ。それと、今日は登校初日で疲れたろう。ゆっくり休むといい」
「はい、有難うございます」

ルルーシュは軽く微笑み会釈すると自室に向かった。こういった細かいところも気にかけるコーネリアは、"いい先輩"という形でルルーシュの中に留まる。

 ―――夜 自室前

 早めに休め、そう言われたこともありルルーシュはすぐに自室に向かった。その途中に、ふととある名前に目がいく。

 「枢木…?…まさかな」

昨晩は気付かなかったが、ルルーシュの斜め前の部屋には”枢木”の文字があった。寮だから、他人がいてもおかしくはないが、ルルーシュには気になる節があった。
 丁度7年ほど前、あの事故から3年が経っていたあの頃、唯一ともいっていい友達の名前と一緒だった。
 ルルーシュが十年前のあの事故以来、居候させてもらっていた家の子供。確か2、3年お世話になっただろう。ルルーシュにとって当時、唯一とも言っていいほどの友達だった。
 あの後は親戚に預けられ、一人補助を受けながら寮を転々としたため、全く会っていない。

「元気かな、アイツ」

ルルーシュは小さく呟くと、部屋に戻り一日を終えた。

 ―――深夜 エントランス

 すっかり静まり返ったエントランス。そこに一人読書を続けていたコーネリアのそばに、一人の男が現れた。

「ちょっと出てきます」

丁寧な言葉でそう告げた。栗色の癖毛に、翡翠の瞳。身体は服を着ていても解るほどたくましかった。

「ん?」

コーネリアは本から目を離し、声がするほうに顔をあげる。

「ここ最近、色々騒がしいみたいですね。新聞みましたよ」
「あぁ、それまで普通だったものがある日を境に急に口も聞けないほどの”無気力症“に陥る…最近流行らしいな。記事ではただのストレス性ということだが」
「そんなわけありません!絶対奴らの仕業です」

コーネリアの一言に対し、すぐに反論し言い切った。

「相変わらずだな。一人で大丈夫か?数日は理事長がいらっしゃるが、その後ならこの私も…」
「大丈夫です。ただの鍛錬の一環ですから。それに僕はそんなに簡単にはやられません」

ニッコリ笑ってみせる。では、と一言いって寮を出て行った。コーネリアはそれを視界の隅で確認する。

「まったく…枢木のああいうところは、本当に変わらないな」

コーネリアは軽いため息を一つついた。そして、読んでいた本に視線を落とした。

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あきゅろす。
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