[携帯モード] [URL送信]

破壊の因子
かつての迷いの森
リンクは森でさ迷っていた。

「ここ、どこだよ……」

リンクは知らないのだが、この森はかつて「迷いの森」とも呼ばれ、何人もの旅人がこの森で行方不明となっていた。
1度ハイラルが海に沈み、浮上した後森の伝説が消えても、その森が迷いの森ということに代わりはなかった。

どんなに進んでも同じような光景で、念のために樹の幹に傷つけている目印が頼りだった。

だがそれも……。

「あ!」

リンクが触れた樹にリンクがつけたはずの目印がついていた。

「どうしよう……」

いつの間にか同じ道を進んでいたらしい。
この分ではせっかくの印も役に立つか分からない。


ガサ、


近くの茂みから音がした。

「魔物か!?」

はっとしてリンクは背中の剣に手をかけた。

「チ、違イマス!驚カセテシマッタノナラ謝リマス!」

茂みから飛び出してきたのは1体のコログだった。






[*前へ][次へ#]

8/51ページ


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!