おお振り文
青春少年(阿三)*
阿部隆也。
高校一年生。
野球部所属。

紛れもなく青春真っ只中。





「やだやだやだっ」


只今の状況。
オレのベッドの上で三橋を押し倒して、三橋に抵抗されてる。


「いいじゃん」
「いく、ないっ!」


三橋は必死で抵抗。


「何がそんなイヤなワケ?」
「は、恥ずかしい‥し」
「そろそろ慣れろよ」


恥ずかしがりなとこも可愛いんだけれど。


「明日、部活‥」
「休みだよ」
「え?えっ?」
「テスト前」
「う…っ」


三橋は慌てる。
オレはその隙に唇にキスをした。


「明日部活だったら襲うワケないじゃん。今までだってそんな事なかったろ?」
「う、うん‥」
「でも部活ないなら別。これ以上我慢できねー」
「あ、阿部くっ‥」


オレは深いキスをしながら三橋の上半身の服を脱がしてく。
真っ白の肌に目立つ桃色の飾りを舐めれば三橋は身体を捩った。


「ふっ…や、だぁ‥」
「可愛い、乳首立ってる」
「言わない、でっ」


恥ずかしそうに目を反らされた。
可愛くて仕方ない。


「ココ、口でしてやる」
「え?やぁっ、ぁあっ」


邪魔なズボンは取っ払って
三橋の欲の象徴を口内に迎える。
三橋はふるっと震えて女みたく喘ぎ出す。


「だめっ、だめだようっ」
「我慢汁出てる」
「喋ん、ないでっ」


舌先でチロチロと先端を舐めてやれば愛液が溢れてくる。
ちゅうっと強く吸ったら三橋はイッた。


「ふぁぁぁあッ!‥んぅ」


三橋は脱力した。
オレは口の中の三橋の液体を飲み込んだ。


「あ、阿部くん!」
「ん?」
「の、飲んじゃったの?」
「うん」
「だ、だめだよっ」


三橋は真っ赤になった。


「三橋の甘くておいしいよ」
「う、嘘だっ、まずいよっ」
「嘘じゃねえって」


オレは三橋の足を開いて、ひくつく蕾に舌を入れた。


「ひゃあぁっ!」
「ひくついてる」
「あっあ、」


ぐりぐりと舌先を硬くして刺激すれば、三橋は鳴く。
オレは舌じゃなく、今度は指を突き入れた。


「うぁっ、あ、阿部くっ」
「気持ちいい?」
「んっあ‥」
「ここ、イイだろ?」
「うぁんっ!」


ある一点を攻めれば三橋は仰け反って感じてる事を示す。
それが嬉しくて何度も刺激する。


「あ、阿部っ‥く」
「なに?」
「もっ‥いい、から」
「え?」
「その、い、れて‥」
「ッ…‥!」


ヤバイ、もろキた。


「あんま‥煽んなよ。我慢、出来なくなんじゃん」
「しなくて、いいよ」
「あ?」
「我慢、しない、でっ」
「‥あのさ」
「うぇっ?」


オレは三橋の上にのし掛かって目を合わせた。


「オレが我慢しなかったらお前大変だよ?」
「えっ?えっ?」

三橋は訳が分かってなくて、ただ慌てるだけ。

「学校だろうが節操なしに襲ってる。」
「が、学校!?」
「うん、学校。」
「それは、困る、けど」
「けど?」
「今は、二人だから‥いいよ」
「…………」


思わずフリーズ。
こいつの言動全てが
オレの理性を粉々にする。


「‥馬鹿。もう我慢しねェから」
「う?」
「せっかくの三橋の誘いを断る訳いかないからな、いただきます」
「う、ゃあぁぁあっ!!」


オレは三橋の蕾に挿入した。
すごいキツい。
油断したら持ってかれそう。


「ちょっ‥力、抜け」
「む、むりいっ‥ぅあ」


三橋は涙を流しながら喘ぐ。
でもその声に、苦痛の意味はなさそうで。
証拠に分身はオレの腹に愛液を擦り付けてる。


「あ、阿部くっ、ぅあっ‥激し、いよおっ」
「お前が‥煽ったのが悪い」
「やぁあっ、もう、イッちゃう、やだっやだっ」


欲望のままに腰を突き動かした。
三橋はぐちゃぐちゃになって感じている。

愛しくて愛しくて。
オレは舌を絡めてキスをした。


「ふぁっ‥んんぅっ好、き」


三橋の腕が首に絡む。
限界の合図。


「あ、べくんっ!!‥す、好きっ」
「三、橋…‥」


三橋の感じる所を集中的に攻めてどっちが先かも分からず達した。







「三橋」
「‥阿部君のばか」


あの後気絶した三橋の後始末をして、目覚めるまでずっと待ってて、だけど三橋は目覚めた瞬間シーツにくるまって隠れてしまった。
何やらご機嫌ななめ。


「どうした?」
「―‥阿部君、何で、オレが怒ってるか‥分、かる?」


………‥
えーっと

「無理矢理したから?」
「そ、それもあるけど違うっ」
「じゃあ‥中出ししたから?」
「ち、違うっ」
「じゃあなに?」


三橋シーツから真っ赤な顔を少しだけ出して言った。


「オレは、好きって、何度も言ったのに、阿部君は言っくれなかったからだ、よ!」
「……………」
「‥阿部く?」


コイツ、本当可愛いよ


「‥三橋!」
「う?」
「好きだ、お前が好き」


思いっきり抱き締めた。
強く強く。
思いの丈をぶつけるように。


「すっげェ好き、マジ好き」
「あ、阿部くんっ?」


三橋と目が合う。
オレはそらさない。


「‥離さないから」
「う、うんっ、オレも、阿部君離さないよっ」


三橋が笑顔で言った。
オレは頬に軽くキスをした。


「好きだ」
「オ、オレもっ、好き、だ…だ、けど‥」
「あ?」

「今日みたいな、は、激しい阿部君は‥いや」
「あれはお前が悪いんだろっ」
「オレ、悪くないっ」

こーゆーとこ
強情なんだよなあ

「アレはお前が悪いの。煽ったお前が悪い」
「なっ、あ、煽られる、阿部君だって、悪い!‥です…」
「‥お前言うようになったな」


ま、確かにオレが悪いけど。
だけど健全な男子高校生が
好きなヤツに可愛く、挿れてだなんて言われたら‥
我慢出来るヤツのが少ねェって。
まあ一応謝るけどさ。


「ごめんな、三橋」
「うっ?」


そして唇にキス。


「‥でも健全な男子高校生だから仕方ないんだよ」


そう、仕方ないんだ。
お前が可愛過ぎだから。
オレら若いから。






青春真っ只中だから。


―END―






*あとがき*
阿部君の言い訳(笑)
全部青春のせいです。
若いから仕方ない!


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あきゅろす。
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