Dreeeeeam!
Honey or Darling?(佐助学パロ)
あくまで内容はギャグですが……
(ヒロインは自分は男だと思っています。そーゆー系が苦手な方はバックお願いします。)
学校指定のブレザーはボタンを全開にして、白ワイシャツの下にはキャミソール代わりのピンクのTシャツ。
勿論ワイシャツinとかダサい真似はしない。
極ミニにしたプリーツの下にだって黒のスパッツを装着済みだ。
これでいくらかすがの胸を揉んで逃走しても、
本来トシに贈られるまつちゃんの愛妻弁当を奪って食しても、
お市っちゃんのさらさらな髪をすき放題撫でているのを長政先輩に見られても、
スカートの中身を見られず全力疾走出来る。
…………と、
この性能の良さを力説していたと言うのにも関わらず、隣の席の佐助は少々呆れ顔をしてくれている。
「何だよ!佐助も分かるだろこの気持ち!そしてこの素晴らしさ!」
「……そりゃね、分からなくもないけどさ……。やる事が小学生の男子レベルだよ…?」
「るっせぇ死ね!」
呆れ顔にムカッ腹が立ったから立ち上がったが、机に頬杖をついたままの佐助はぐだぐだとこちらを見上げる。
挙げ句の果てにはこの俺を、小学生男子だと形容してくれた。
……よって、奴には踵落としを見舞う事とした。
綺麗に机に沈んだ佐助を横目に大きな音を立てて座れば、幾分かキモチはスッキリするもんだ。
大切な昼休みを佐助にばかり費やしては、かすがをはじめとしたこの学園の美人達と絡む時間が減ってしまう。
そんなのは御免被りたい。
「そこで永久に寝てろ馬鹿佐助。」
そう耳元に呟いてから、俺は濃の姐さんに会うべく教室を出た。
「………無事か?」
「あ、風魔……。まぁ、ね……」
クリーンヒットした踵落としの重たさに俺の意識はしばらく飛びかけていたのだが、風魔がしつこく脇腹を突くので顔を上げる。
なまえちゃんのあの性格はもはや学園周知……さらに放置な訳で、今更俺様がどうこう出来る問題じゃあない。
それを承知の上であの子に関わってる俺の気持ちを、勘の良い風魔は察していた。
「今は、濃副理事の所……。手作りケーキ食べてた。」
「濃の姐さんの?!うっわ……なまえちゃんずるい……」
がっくりうなだれれば、何やら風魔がごそごそと取り出している。
「今日の朝。なまえがお弁当作ってたのから拝借した。」
「はぁ!?」
風魔のありえない一言とともにカバンから現れたのは、タッパーに入れられた黄色の卵焼き。
いっそここは風魔の聞き捨てならない『朝拝借』という台詞すら聞き流し、このレア度の高い卵焼きを是非とも頂きたい。
「くっ……食っていいの……??」
「……分けてやるだけだ。」
「っありがとう風魔あぁぁ!!」
昼メシは済ませちゃったけど、なまえが作ったものなら別腹。
家庭科だって、料理は女の子に任せた!
とか言って伊達とサボってたし(それ以前に何気に仲よさ気な伊達が気に入らない!)
まぁ、そんな彼女の、卵焼き。
「いっ……、頂きます……!」
「……頂きます……」
死 亡
「っっ……?!!!」
「あ゙ぁぁあ゙ぁぁ??!!」
やっぱり、あの子に女の子を要求するのは無理があるのかもしれない。
Honey or Darling?
−−ん?佐助に小太郎。何やってんの?
−−「「っ……!!(水っ!水っ!)」」
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