Dreeeeeam! あのね、(現パロ小十郎sss)幼児ヒロイン注 愛娘のなまえは、本当に可愛くてしょうがない。 職業柄、こんな感情になるとは思いもよらなかったが、案外そうでもないらしい。 本当に、目に入れたって痛くねぇ。 「ぱぱっ!」 幼稚園に送り届けたなまえが、抱えられた腕の中で自分の事を呼んでいる。 ぱぱ、の響きにはいつも頬を緩ませちまう。 これから詰め所に行かなきゃならねぇってのに、これじゃあ極道、若頭補佐の名が泣くか。 「ぱぱ、いってきますのチュー!!」 「……ん、ありがとうなまえ。行ってくる。」 にっこり笑ったなまえが、俺の傷のある頬に唇を押し付けた。 そういえば、この傷を付けて帰った日は、大泣きされて困ったもんだ。 『ぱぱしんじゃいや!』 ……言われた事は嬉しいが、二度と娘に言わせたくない。 親バカだと若頭に言われたとしても、別にいいとまで思うんだから。 そんな幸せと娘に関する信念に浸っていたら、腕の中の娘がないしょ話のように口に手をあて、耳に被せて囁いた。 あのね、 ―――おおきくなったら、なまえは、ぱぱのおよめさんになるの! ―――そうか、なら待ってるぞ? ***** 私が人生一からやり直したいだけだろ、な文でした(・∀・)←← [*前へ][次へ#] |