紹介と関係
『…パードゥン?』
「まあ俺たちはマフィアだから当たり前だがな」
『…すいません。何か幻聴が聞こえました』
沢田さんを見上げれば、あっちゃーと言うポージングをしていた。
そしてリボーン君を睨み付け、次に私に困ったような笑みを浮かべた。
「とりあえず、みんなを紹介してから詳しく話すよ。じゃあ、リボーンはもう終わってるから…獄寺君から頼める?」
はい!と心なしか嬉しそうに返事をした銀髪のチャラいお兄さんの方を見る。
「10代目の右腕、獄寺隼人だ。名字さんとこの娘だろうが10代目に迷惑かけるようなら果たすからな」
…え?私の親と知り合い!?そして10代目ってなに?
「俺は山本武!好きなことは野球だな!よろしくな」
何だこの爽やかオーラは!?くっマイナスイオンを感じる…!!
「俺は極限に笹川了平だ!座右の銘はもちろん極限だ!」
熱い…何か、オーラが熱い!そして極限って何だよ!?
「俺はランボと言います。あなたとは年が近いので気軽に話していただいて結構ですよ。」
『え、そうなんですか?ちなみにおいくつですか?』
「俺は15才です」
『あ、私のが先輩じゃん。どうもよろしくー』
「切り替え早っ!」
沢田さんナイスツッコミ!
ランボ君って大人っぽい。悪く言うと老けて見える。
「クフフ…僕は六道骸です。以後お見知りおきを」
そう言うなりこちらへ歩みより、私の手を取ると、手の甲に口づけをした。
『うえええ!?』
「んなっ骸お前何やってんだよ!?名前ちゃんゴメンね、今のは忘れて」
六道さんの手をはたき落とすと真顔の沢田さんはハンカチで私の手の甲を擦った。
「どきなよ変態。僕は雲雀恭弥。群れたら咬み殺すから」
「雲雀恭弥、言っておきますが僕は挨拶をしただけです」
「じゃあ、君の挨拶はセクハラの一種だよ」
『は…はは…』
何なんだこの人たちは。
「じゃあ最後は俺ね。俺は沢田綱吉。実を言うとマフィアのボスなんだ」
『…すみません幻ち「幻聴じゃないよ」…ははは』
マフィア?マフィアってあの銃でバンバンする?マジで存在したのか…
「怖いかもしれないけど、君には一切危害は加えない。俺らは君のご両親に頼まれて君を保護したんだ」
『あの、さっきから気になってたんですが…私の両親と知り合いなんですか?』
まさか…私の親ってマフィア!?うっそ聞いてない!
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