☆3周年企画☆
ANSWER=はい、私で良いのなら※未来設定捏造
※未来設定捏造
椿、と自分の名前を呼ばれて。
振り返る前に背中から抱きしめられた。
「どうしたの?」
「ん、なんでもねえ」
こういう、たまに甘えてくるとこは変わらない。
そう思ったら、少し笑ってしまった。
「どうしたんだよ」
「ううん、なんでもない」
ちょっぴり無理に動いてブラック☆スターの表情を伺ってみたら、いかにも腑に落ちないかんじ。
でもね、おあいこだよ?
「俺さ」
「うん」
「………」
「なに?」
「ずっと気になってたんだけど」
一瞬考えるように黙り込んでから、抱きしめる腕は解かないまま。
「俺達ってさ、なんだ?」
「え?」
「いや…ほら、なんつーか」
どうしたんだろう。
きつめだった腕の力は少し緩んで、代わりにブラック☆スターの考え込む声が増えた。
「武器と職人…だけじゃ嫌っつーか」
やっぱり、また腕は強く絡む。
「恋人、だけじゃ足りねーし」
「ブラッ、」
「要するに」
振り向きたいのに、動かせてくれない。
ただ、一瞬垣間見えた彼の顔は、少し赤かった…気がする。
「………」
「ブラック、スター?」
どうしてかわからないけど、心臓が煩く騒ぎだした。
触れられた部分が火傷しそうなくらい熱い。
なに、これ。
「要するに…」
「うん」
「…結婚、しねぇか」
ANSWER=はい、私で良いのなら
震える声で返事したら、無言でまた抱きしめられた
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