☆3周年企画☆
本日快晴
空を見上げたとき、ふと思い浮かんだのは貴方だった。
透き通るような明るいブルーはまるで元気な貴方。
眩し過ぎるくらい明るくて。
思わず手をのばしたけれど、それは空気を掴んだだけ。
当たり前なのはわかってるけど。
「遠いな…」
「何がだ?」
「わっ」
唐突に視界のなかに彼が収まる。
不思議そうな表情を浮かべるブラック☆スターは私ののばした手の平に自分のそれを重ねながら首を傾げた。
「びっくりした…いつからいたの?」
「椿がぼーっとし始めた辺りから。で、遠いって何がだよ」
「えっと…」
それは正直自分でもよく分からない。
ただ、本当に単純に、空を遠いと感じた。
「ブラック☆スターは空みたいだなって」
「空?」
ううん、なんだか質問に対する返答ともズレた気がする。
だけれどそれには大して突っ込まれず、よく理解できないというような口調が返された。
「眩しくて、あったかくて。青いし、ほんとブラック☆スターは空に似てると思ったの」
「ふーん…。でもよ、それって太陽があるからだろ?」
「そう…かもしれないけど」
重なったままだった手の平が、ぎゅっと握られる。
「なら、椿は俺の太陽だな!」
本日快晴
私が太陽だなんて考えたことも無かったけれど、あなたがそう笑ってくれるならいくらでも輝きましょう
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