FRIENDSHIP&RELIABLE
さよならなんて、(椿+ミフネ)
※原作48話ネタバレ
ずしりと肩にのしかかる貴方の重みがあまりにも悲しいから。
でも泣いてはいけない。
きっとこれが、私達と貴方の運命だったのだから。
「ミフネさん…」
敵でもなく、決して味方でもなく。
ただ、そこに絆があった。
最期の僅か数秒を支えるのが私であるなら、例え私が潰れようとも、貴方の想いを、
(あの子へ、届けたい)
どうして運命はこうも悲しく廻るのだろう。
この先に、希望はありますか。
光はありますか。
ミフネさん。
重みが、消えていく。
透けるように散るように、私の肩から離れていく。
いやだ、いやだ、
いやだいやだいやだ。
腕をのばした。
指先は何にも触れず、ただ空を掻く。
貴方の魂はどこへ?
たどり着く場所があの子の隣であることを、切に願う。
…ああ、私達と貴方は二度と垣間見ることはないのですね。
信じられない。
ただ、そこに絆があった。
だからこそ、
さよならなんて、
言えないのです。
だってまだ、肩にぬくもりが遺ってる。
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