捧
本当は起きてるでしょ/黒椿/45000/アカヤ様
すうすうと寝息をたてて床に転がっている彼。疲れが溜まっていたのか、これはかなり油断してる表情だ。
そっと頭を撫でれば甘えるように寄ってくる。普段は暴れまくりの問題児も、こうなると本当に可愛かったりするのだから困ったことに甘やかしてしまう。
「…椿……」
「あれ、起きちゃった?」
「もう食えねえ…」
ああ、なんてベタな寝言。
あまりにもはまっている寝言に思わずクスリと笑うと、同時にブラック☆スターが抱き着いてきた。
ちょっと窮屈な体制になってしまったが、安眠を邪魔するのもなんだか可哀相で我慢する。
が、今度は何の夢でも見ているのか、絡み付いてくる腕の力が増してきた。
「椿ー……」
「ちょ、ブラック☆スター、起きて…!」
「好きだー………」
「痛、力強すぎだってば、」
「椿ぃぃいいい」
「…ブラック☆スター」
「あいらぶゆー」
「……ねえ」
本当は起きてるでしょ
(え、ばれた?)
(たぬき寝入り…)
(だって椿可愛かったし)
リクエストありがとうございました!
[次へ#]
無料HPエムペ!