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†記憶と絆と物語†
No.7


雲雀による権力というもので楽々っと乗ることの出来る6人。

「まっかのこっぷがいいー!!」
「いやよ。あおいはあおがいい」
「・・・きいろ」

3人が好きな色を言い合う。
3人んも意見が一致しない。
だんだんと面倒になってきた雲雀とベル。
雲雀は桜花を連れて赤いカップに乗り、ベルはまた泣きそうな鈴祢を連れて黄色いカップに乗る。
残った碧萎と骸は青いカップに乗った。

「おぉ〜!!」

カップが回り始めると桜花が騒ぎ出す。
そんな桜花を見ながら雲雀が溜息をする。

「きょーや!!もっとはやく!!」

前にあるテーブルをバンバン叩く。

「何言ってるの。気持ち悪くなるよ?」
「へーきだよ!!じぇっとこーすたーのれるもん!!」
「乗れないよ。君はまだ小さいんだから」
「のったよ!!きょーや、まわして!!」
「・・・自分でやって。僕は嫌だ」
「けちー」

文句を言っている桜花を見る雲雀。

「なーにー?」

雲雀と目が合った桜花が聞く。

「何でも無いよ」

そう言うと桜花は外を向いて碧萎と鈴祢に名前を呼びながら手を振る。

「何処で・・・。あんな男っぽくなったんだろうね」





☆★






「お前なんでそんなに泣くわけ?」
「わ・・・、わかんない・・・」

黄色いカップの2人。
ベルはずーっと泣く鈴祢を見ている。











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