†記憶と絆と物語† No.3 「では貴女が・・・」 骸は鈴祢の頭から手を離して次に蒼い目の女の子の前にしゃがむ。 短い髪を2つに縛り黒い帽子を被る。 「碧萎・・・ですね?」 骸が女の子の子の蒼い目を見て言う。 すると骸の目を睨んだ。 「たしかにあおいはあおいだよ。でもひとのなまえをかってにいわないでくれる?けがれる」 碧萎の発言に誰もが驚いた。 おうかとすずねは何も気にしていなかった。 「本当に碧萎ですか?」 骸が再び聞くと碧萎がムッとしてまた睨む。 「・・・なんかいわせるつもり?あおいはあおいだよ」 碧萎がだんだん不機嫌になる。 それにも関わらず桜花はクルクル回り雲雀にドスッと当たる。 そして何故か鈴祢が泣いて謝っていた。 「何でお前が泣いてんのさ。目ぇ腫れんぞ」 「・・・う゛ぅ・・・っ。し、らないひとにぶつかったから」 「知らない人ってなぁ。俺はベルだよ。ベルフェゴール」 「・・・べ・・・、る・・・?」 「桜花。何とかしなよ」 「わたし〜?あれ?だーれ?」 「雲雀恭弥だよ。自分の事“俺”って言わないの?」 雲雀が聞くと桜花がポカーンと何処か抜けている顔をした。 「おとこじゃないよ?」 うん。そうだねっと雲雀が言う。 この時代の桜花を見せてあげたいっと思った雲雀。 「あおい〜。なにしてんのー」 手をブンブンっと振りながら大きな声で碧萎に言う桜花。 「へんなのがいるんだけど。ちょっとおうか。なんとかしなさいよ」 話ながら桜花と鈴祢の所へ来る碧萎。 「やだ。めんどーだもん」 面倒臭いっと言うのは小さい頃かららしい。 「じゃー、すずね」 「や、だ・・・」 「うん。なんかごめんね」 すずねを見てあおいが軽く謝っとく。 「そこのパイナップル。何してんのさ」 ベルと雲雀が骸の近くに来る。 「碧萎の・・・。碧萎の言葉がキツイです」 「あの2つ結び?すげぇよな。アイツの言葉」 「なんか桜花みたいだよね」 [*Ahead][Next#] |