†記憶と絆と物語† No.4 ☆★ 髪を纏めるオレンジ色のゴムに付いている2つの鈴。 歩くたびに黄色い鈴がリリンッと鳴っている。 明るいゴムとは真逆の真っ黒なコートを着ている。 「美味しかったぁ〜!!」 「伸びしなくていいからさ。さっさと行くよ。」 【竹寿司】っと書いてある店から出てきた真っ黒いコートの鈴祢とベル。 昨日約束した通りに寿司を食べて来たらしい。 「って言うかベルさ。あまり食べてないよね」 「食ったじゃん」 「ほとんど板前さんと魚刻んでたよ!!」 「いいじゃん別に」 ついでに何か買おうっと事になり並盛商店街に。 「―――にしても・・・」 キョロキョロっと周り見る鈴祢。 周りはザワザワっと落ち着きの無い状態だった。 「何かあったのかな?」 「しししっ。興味あんなら行けばいいじゃん」 マジで?っと鈴祢がベルの方を向く。 どうでもいいっと言われると思ったらしい。 「・・・いいの?」 「暇潰しな」 そう言いベルが鈴祢の前を歩く。 リンッと鈴が鳴り鈴祢が歩き、ザワザワしている方に歩いて行く。 [*Ahead][Next#] |