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†記憶と絆と物語†
No.5



「桜花と碧萎って誰?」

ベルから出た言葉は鈴祢がまだ話していない言葉だった。
目を見開きベルを見る。

「な、何で?」
「鈴祢が寝言で言ってた」
「寝言言ったの!?」
「歯ぎしりもしてた」
「嘘!?」
「嘘」

安心をした鈴祢。

「で?」
「ゆ、夢でね。その2人が出て来たんだけどね。でも名前だけだから良く解らないの」
「顔は?」
「解らない」

ふーんっと言い、またしししっと笑う。

「鈴祢。明日並盛行くから」
「並盛?い、行ってらっしゃい〜」
「鈴祢も行くんだぜ?」
「私も!?」

並盛が何処だか解らない鈴祢は少し不安。

「寿司食いに行く」
「さっき言ってた?でも夢の2人とどう関係があるの?」
「関係?別にねぇけど?」
「無いの!?えっ。じゃー、何で行くの?」
「美味いから」

美味しいんだぁっと思った鈴祢。












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