†記憶と絆と物語† No.6 「ババ抜きですね」 「骸様。何でババ抜き何ですか?」 千種が聞くと骸が目を閉じて笑う。 「クフフ・・・。僕がやりたいからです」 1瞬静まった。 「何で黙るんですか!!」 「骸様。今までありがとうございました」 「千種!?」 「じゃー!!負けた2人が買い物に行くってことでー!!」 見事にスルーした碧萎。 「碧萎。ゲームなら犬は強いよ?」 「ゲーム“なら”でしょ?勉強だったら・・・」 ☆★ 「負けたぁぁあああぁぁぁああぁぁああぁぁ!!」 部屋中に碧萎の大声が響く。 碧萎は自分の持っていたトランプを撒き散らす。 「1番れす」 「ク、クフッフ・・・」 笑い方が少し変になっていた骸。 「クハハハハ!!」 骸も碧萎を同じくトランプを撒き散らす。 そしてイカレた笑いをする。 「骸さんが壊れたびょん!!」 「明日の買い物当番は碧萎と骸様に決定だよ」 犬が驚いているのをスルーして千種は再確認する。 「宜しくお願いします」 「うーっす」 「わかりました・・・」 END [*Ahead] |