†記憶と絆と物語† No.4 「いいじゃん!!ティアラのベル〜」 「よくないよ!!」 「カッコエエよ!!骸の次の次に」 「うわっ、酷っ。次の次なんだー」 「長いからティアラで良くね?」 「それも酷い。ティアラじゃなくてベルって呼ぼうよ」 「ヤダ。長い」 「長くねぇよ。むしろ短い」 「王子怒るよ?」 「マジで?」 鈴祢の冗談に本気で碧萎が引いた。 話をしているうちに学校が幽かに見えてきた。 行きたくないっと自転車で走りながら言う桜花。 毎朝言っていた。 「帰りはひばりんの考えようね!!」 「雲雀は雲雀。鳥は鳥」 「何気に馬鹿にしてるよね?」 「さっきまでベルを苛めてたじゃん!!雲雀さんも道連れだー!!」 「ティアラのベルって考えたの碧萎だよ。俺じゃない」 桜花が碧萎をビシッと指す。 鈴祢が碧萎を見ると碧萎が目を逸らす。 「じゃぁ。骸さんの考えようねぇぇええぇぇぇ!!」 「わぁっ!?ちょっ、えぇ゛ぇ゛ええぇ゛ぇ゛ぇ゛!?」 「てめぇ!!離せ!!道連れってコレなのかよ馬鹿野郎!!」 さっきまで無かった穴に鈴祢が落ちそうになり、碧萎を道連れ。 碧萎も突然の事で反射的に桜花を道連れ。 「落ちてる!落ちてる!落ちてる!!!堕・ち・て・る☆」 「碧萎ちゃん!漢字違う!!!1つだけ漢字違う!!最後の☆は何!?」 [*Ahead][Next#] |