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おかしくないか?
「俺は認めない!!!」

皆の視線がへし切長谷部に移る

「他のどの本丸にも姿を表していない、得たいの知れないお前を、受け入れられない!
主に害を成さぬとどうして言えよう!!」

「落ち着きなよ長谷部くん」

燭台切が諭すも聞く耳を持たない

「俺も俺のことがよくわからない。
ごめんねぇ、でも、信用できないというのが君の直感であるなら信じてくれなんて言わないよ。俺を見極めて、そして害になるとわかったら



俺を殺してくれないか



美しい顔をふわりと歪めこれまた美しい笑みで

そう言った







小狐丸side
童子切をはじめてみたときに
本能が刺激されるような匂いがした

甘い芳しい匂い

鳴狐も同じだったようで二人して童子切に抱きついてしまった

香りを楽しんでいるとへし切長谷部となにやら揉めているようだった


「死にたいのか?童子切よ」
気になって問うてみた

「そういうわけではないよ、ただ俺を呼んでくれたあの方を傷つけてしまうくらいなら
誰かが俺をころしてくれたらいいのになぁっておもったのだよ」

そうか、そうか

お前は恐れている

主を失うことを


ならば、
もしもそのようなことになったのなら


「この小狐丸が、童子切の首を落として差し上げよう」

そうしてその首をずっと側に置いてやろう



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