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スラムダンク
ライン 洋花
人には越えてはいけない"ライン"がある。それは時によって…人によって違うけれど。
俺の場合は……


「よぉーへぇ!」


聞き慣れた大好きな声にゆっくり振り返る


「ん?どうした花道。」
「どうしたじゃねぇー!はっはははるっ!///」


走ってきたのか息も少し切れてしかも吃って聞こえない。でもわかりやすい花道の事だ。この真っ赤な顔を見れば大体内容は分かる。


「晴子ちゃんが?」
「そう!晴子さんが俺にこの俺にクッキーをくれたのだ!」



目の前に突き付けられたのは可愛らしくラッピングされたソレ

「おっ。やったじゃん」
「洋平でもあげねーかんな!」
「ははっ。食べないよ…」


…俺だってそんなものくらいでお前が喜ぶならいくらでも作ってやるのに。


俺には見せない真っ赤な照れた笑い。わかってる俺はただの"気の合う友達"…。


「花道。早く部活行きなよ。晴子ちゃんに怒られるぜ?」
「洋平今日も…来れないんか?」


不安そうな目が俺を捕らえる
…なんでそんな顔するの。毎日部活見に行く方が変でしょ。試合でもあるまいし。


「ごめんバイト。頑張ってこいよ!じゃーな」


完治した背中を押して明るく言う。そのまま花道に背を向けて誰も居ない廊下を歩きだした


「待てよ!」


いきなり捕まれた右手首。そのせいで右にガクンと傾く体


「なっ…どうした花道。」
「…やだ。」
「は?」
「洋平俺なんかした?最近冷てぇーよ!俺言ってくんなきゃわかんねぇーから!洋平に嫌われたくないしっだからっ部活なんて行ってらんねぇー!」


大声で一気にまくし立てる花道の言葉を頭でもう一回流す。

終いには目が潤み始めるている花道


「何言ってんだよ。意味わかんねぇーよ。早くバスケしてこいって。天才が居なきゃ駄目なんっ」
「洋平!」



俺の言葉が花道の大きな声で掻き消される。廊下に声が響いて暗い雰囲気になってゆく。


「ごまかすなよ…なぁ。よぉへぇ…」


俺の両肩を掴んで一滴涙を零した。…なんで離れたと思ったら近づいてくんだよ。ずっとバスケしてろよ。じゃないと…


「言ったら変わんのかよ。」


俺の中のナニカが切れた気がした。いつもは向けない低く唸る様な声に花道が少し強張る


「でもいっ言ってくんねーとっ」


俺はたまらず花道の後頭部に手を回し引き寄せた


強くぶつかり合う唇同士


戸惑う花道なんか気にせず深く濃厚なものにしていく。ついてこない舌なんて関係ない。何度も角度を変えて絡ませて息が苦しくなるくらいとにかく花道を求めた。


「っはぁ…」



やっと離れた唇を震えた手で触りながら俺を見る


「よぉーへ…?」
「こうゆう事だから。…ごめんね花道」


すれ違いざまに肩を軽く叩き足早に何もわかっていなさそうな花道を置いてその場を去った。

…もう"友達"には戻れない。そんな気がした



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だからなんだですね(-_-#)
洋平さんは花道が好きで好きで仕方ないから距離を置こうとするんだと思います。
普段鈍感なのにそんな事を敏感な花道に言われて我慢仕切れなくなっちゃうのかと?なんせ彼は15歳ですから(笑)


初めて洋花書きました。難しい(;_;)自分が考えてる水戸様像を書きたいです。読んで下さってありがとうございました!

つぎ#

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あきゅろす。
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