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40「空が呼んでいる」(ショソラ)
 

「 空が呼んでいる 」

ソラ先輩がぽつりと呟いた。






「…はい?」

初夏のある日だった。
眩しい陽射しが肌を刺す中、ソラ先輩が放った一言は意味不明のものだった。


「今、何て言いました?」

聞き返したが先輩はそらとぼけて笑った。

「何、ショウ?空耳?」

「今、空が呼んでるって言いませんでした?」

「ん?ソラは僕だよ?」

お互い質問になってしまったから、これ以上は続けなかった。
だけどさっきのソラ先輩の言葉が妙に引っ掛かった。


空が呼んでいる。
呼ばれているなら、ソラ先輩は行ってしまうのだろうか。
真っ青で広い、世界の天井。
それが、ソラ先輩を連れていこうとしているのだろうか。








「先輩、連れてきましたよー」

屋上のドアが開いて、拡声器を使ったかのような明るい声が響いた。隣に立つ少女の蒼い髪が風にたなびく。


「何の用?ソラ…」







ソラ先輩が笑うと、それ合図にしたように昼休みを告げるチャイムが鳴った。


「うん、みんな集まったね。それじゃ、お昼にしようか」







       End














++++++

「空が呼んでいる」だって。
自分で言うと、僕は呼んでるのか呼ばれてるのかわからないじゃないか。


何気ない言葉遊びをショウに聞かれてしまいちょっと恥ずかしいソラさん。
14メンバでお昼が食べたかったらしいです。

 


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あきゅろす。
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