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姉妹と風呂場。
「お姉ちゃーん、メイク落とし取ってー」
歯磨きのためか洗面所にやって来ていた姉へ声を掛ける。
「はーい、ちょっと待ってね」
我が家のメイク落としの定位置は洗面台で、お風呂で落とす派の私は容器ごと持って入るのが常だ。
いつもなら忘れた時でも自ら取りに出られるが、今洗面所には姉がいる。頼むしかないだろう。
「お待たせ」
「ん、ありが…と…」
開閉音と共に目の前へ現れたメイク落とし。
私は扉に背を向けている。隙間から腕を伸ばしただけでここまで届く筈がない。この馬鹿姉…!
「何で入って来る必要があんのよ!」
「ごめんごめん、寒いよね、今閉めるね」
「それもそうだけどそれより!」
背後に立つ覗き魔より大胆なエロ馬鹿を肩越しに睨み付ける。
「ドアちょっとだけ開けてその辺に置いといてくれれば済む話でしょ!」
「遥希の入浴シーンを拝めるチャンスだもの」
「許可してない!出てけ!」
つまらなそうに返事したかと思えば、出ていく前に首筋に唇が触れた。
(馬鹿!ほんとに馬鹿!)
※大胆不敵。
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