be free
乗り気でなかった妹。
力づく、なんて柄ではないと自覚している。
しかしそうも言ってられない時があることだって事実。
例えばそう、欲しくて欲しくて堪らない時、とか。
勝手極まりない愛情
小振りな胸に丁寧な愛撫を続けていると、必死に抑えようとする口元からついに声が漏れた。
あまりの愛らしさに笑い出してしまいそうになるのを何とか噛み殺し、傍で主張し始めた突起に唇を寄せる。
「やッ…、」
「遥希、触らなくても立つようになってきたね、乳首」
「ッ、最低…!」
非難の視線を浴びせてきたのをいい機会に、わざと見せつけるようにそこを舌で舐め上げる。
恐らく悪態を吐こうとして開かれた唇はまんまと甘い鳴き声を発し、遥希はきまりが悪そうに顔を逸らした。
「さぁそれならココもそう、かなぁ?」
とっさに身を捩るのを軽く交わして下着の上から中心線をなぞる。
制止の声が上がるのを無視して先端辺りまで辿り着くと、指先に僅かだが反発を感じた。
「ちっちゃいのにちゃあんと分かるわ、ココ、ほら」
「うるさい…っ」
自分のペースを乱されるのが嫌いな遥希は、こうやって無理に組み敷かれて、自分ばかり恥辱に晒されるのが気に食わないらしい。
お怒りになるのは当然のことだが、私は逆にそれを楽しませて貰う。
「ひぁ…ッあ…」
「触って欲しくてこうなっちゃったのね」
わざと煽るようなことを言うと、遥希は潤んだ瞳で私を再び睨み付ける。
快感と羞恥と悔しさで歪んだ、私の大好きな表情の一つ。
このままだと素直に下着を脱がせてくれそうもないので、まずは脚の付け根部分から指を潜り込ませた。
「お姉ちゃん、の、馬鹿」
こんな無理矢理、と身体を震わせながら遥希は言った。
それを聞いた私が少々乱暴に指を膣内へ沈み込ませると、顔を歪ませ苦しそうに呻く。
「どうあっても、何をされても、遥希は私のことが好きでしょう?」
観念したように閉じられた目の端から涙が零れ、私は心底満たされた気持ちで微笑んだ。
※身勝手→でも離れられない→それを知ってるからまた調子に乗る、の無限ループ。
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