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めいぷるスウィッティオ(竹久々)※♀久々


今日も俺は遅くまで毒虫達を追いかけていた。気付けば夜は更けていて、外の空気はヒンヤリとしている。



「ふあー!いい湯だった!!」

俺は風呂場から自室に帰るなりドカリと床に座った。兵助は読んでいた書物をパタリと閉じて俺に目線を向ける。

「お帰り、八」
「ただいま。何読んでたんだ?」
「明日の予習だよ、予習」
「うへえ…」

予習と聞いて露骨に嫌な顔をした俺に兵助はやんわりと笑う。灯りに照らされる白い肌は限りなく美しかった。(豆腐のおかげなんだろうか?…考えすぎか、)

「あ。お前の分も布団敷いといたぞ」
「おっおう。ありがと」
「あと、着物が散らかってたから直しといた。ったく、こないだ注意したばっかだろ?ちゃんとしろよ」
「へーい…、」

俺がぼんやりとしているうちに兵助はやいやいと言葉を放つ。これはもういつものことで日常なのだ。つまりこうも何だかんだ言いながら結局兵助は俺の世話をやいてくれている。俺は思わず顔がニヤけてしまった。

「なあ、兵助」
「?」
「お前、絶対いい嫁さんになれるよ」
「へ?」
「や、だってこんな遅くまで待っててくれるしさ。可愛いしよく気が付く性格だし申し分ないだろ!」
「そっそんなことは…」
「まさしく良妻賢母になれるだろうな!」
「……っ…」

兵助は視線を下に下げて口をつむいでしまった。長い黒髪から見える耳が赤い。
俺は少し笑みながら兵助に近寄った。(可愛い、な)

「おーい、兵助?」
「………八は、ずるい」
「なんで?」
「言いたくないっ」
「言わなきゃわからないだろ。」
「………う」
「兵助」
「………俺、は…お前、だから……八だから待つんだ……っ!」

兵助が俺を睨み付けようと視線を上げたその間際に俺は兵助を思い切り抱き締めた。その体は湯上がりの俺に比べて冷たい。だけれど、とても心地好い。

「兵助、」
「ん…」

名前を呼んで唇を合わせれば兵助は抵抗なく俺を受け入れる。そんな姿が愛しくて仕方ない。了解も得ずに兵助の決して大きくはない胸に手を滑らせた。

「あっ…はち…」
「あまり可愛いことばかりしてくれるなよ。…理性が効かなくなるだろ?」
「そ、んな…ひあっ!」

俺が与える小さな刺激にさえ高い反応を示す兵助はまるで俺を惑わす媚薬。抜け出せない熱さは俺にまとわりついて離れようとはしないのだ。

「もうこんなになってるぜ?期待してたのか?」
「ぁっ違っ…やああっ!」

片手は緩く兵助の胸に這わせたまま、俺は中心に指先を突き刺した。そこはジュグジュグと水音を響かせる。

「うぁっやあんっあぁっもっ八…!!!」
「兵助、好きだよ」
「ひゃあっあうっ」
「兵助」

兵助が女だということはまわりには秘密のこと。だけれど同室である俺にははじめから知れていたこと。
俺が彼女を意識し始めたのはいつだったか、

「なあ、」
「っあっ…は、?」
「いれていいか?」
「…っ聞くなよ馬鹿ッ!」
「あははっそれもそうだな」

その細い腰に手を添わせて俺は随分と猛った雄をその身に突き立てた。
間髪入れずに動き出せば、兵助は生理的な涙を流し鳴く。

「あぁっ!んあっあぁっ」
「はぁ、へ…すけ…」

今まで幾度となく身体を重ねてきたが熱は冷めることを知らない。それよか更に、また更にと熱くなるばかりなのだ。

「はぁんっもっ八ぃっ」
「な…あ、兵助」
「?っなに…っんん!!!」
「俺の嫁に来いよ」
「…!…っふあっあっあっ!!!」
「絶対幸せにしてやるからっ」
「あぁあっ八、俺っひゃあ、ああああっあ!!!!!」
「っ…く!」

兵助の返事も聞かずに俺は彼女の奥を思い切り貫いた。締め付けに耐えきれなくなった自身はドプリと精をナカに放つ。

「あっぁあ、熱…」
「はあ…はぁっ…」

収まりきらなかった白濁は円を描くように溢れて落ちる。(…折角敷いてくれた布団に染みがついてしまったな)それを見やって、俺は兵助の隣にパッタリと横になった。軽く首を向ければ兵助がこちらを見ていた。

「八…」
「ん?」
「さっきの、本気なのか?」
「…あんなの冗談で言えるもんじゃないだろ。…俺は本気だ」
「………」

兵助は一度目を閉じてからゆっくりと身体を動かし、仰向けに寝ていた俺にピッタリと身を添わせてきた。

「 ! 」

互いの息がかかりそうな距離にドクリと心臓が鳴る。兵助の黒い瞳があまりにも近い。

「兵…助?」
「ナカ出し、しやがって」
「うがっ!いっいひゃいいひゃいっ!!!」

気をとられていた間に兵助の腕は俺の頬をつまんで伸ばしていた。(さっきまでのシリアスな会話は何処へ行った!?)

「子供が出来たらどうするんだっ」
「悪ひゃったっへへひぃひゅひえええ…!!!!」
「っ…責任!」
「ひゅえ?」
「責任とれよ!」
「へいす…「責任持って、…俺を嫁にしろ!いいな!」
「……へ」

一瞬頭の中が真っ白になった。(え、何これ、…夢か?)しかし兵助の真っ赤になった顔が確かに目前にある。夢じゃ、ない。

「いっいいのか!?」
「もっ元はと言えばお前から聞いたんだろ…」
「〜〜〜兵助ッ!!!!!

「うわあっ!!!」

俺は兵助を勢いのまま抱き締めた。柔らかい身体は果てしなく気持ちが良かった。

「ちょっ!八!!!」
「ありがとう、」
「…八……」
「一生大事にするから」
「……うん、」

潤ませたその瞳に、俺は吸い込まれるように惹かれる…この先も、ずっと。










めいぷるスウィッティオ
(あまいあまい蜜は更に甘く)

ハロウィン企画のフリリク、フウカ様リクの竹×久々♀でほのぼの裏でした!
製作に時間がかかってしまい申し訳ありません…´`;しかもほのぼ…の?あれ?←←←
愛と趣味がてんこ盛りになった気がががが!!!!(ヲイィイイ)

リクエスト有り難う御座いました^^*

お持ち帰りはフウカ様のみOKです!

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あきゅろす。
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