愛と言う名のお菓子を君は、ぺろりと食してしまったのだった(竹久々)
「………なあ、兵助」
「何だよ」
「これ、何?」
急に呼び出されて(というか無理矢理引きずられてきた…痛え)何かと思えば
目の前に差し出されたる豆腐
「どっからどう見ても豆腐だろ」
「や、まあそれはわかるんだがしかし…」
「いいから黙って食え!」
「もがっ!!!」
口に思いきり豆腐が突き入れられた。いくらやわっこい豆腐だとしても塊一つ程入れられたらたまったもんじゃない
「うっぐぅっ…ゴクン!」
俺は何とかそれを耐えきり、呑み込んだ
「どうだ?八、」
「ったく!イキナリ何なんだ!俺が窒息したらどうするんだよ!」
「煩い。俺はどうだか聞いてるんだ」
「はあ?」
どうってどうもこうもないだろ。ただの豆腐が………
…………あれ、よくみると何か残りの崩れた豆腐から緑色の何かが見えねえ?
これ、どっかで見たことあるぞ俺
「……………お前まさか」
「気付いたか?ろ組は昨日習っただろ、痺れ薬」
「やっぱりか!どうりで見たことあるはずだ畜生!」
兵助に解毒剤を迫ろうとするが。手足、最早体全体が動かなかった
「やっぱよく効くみたいだな。俺作の痺れ薬は」
「………俺何かしたか?」
何故兵助はこんなことをするのか。怒らせることでもしただろうか
「した。」
「……………」
「お前はとてつもないことをしてくれちまった。想像はつくか?」
「……悪い、わかんねえ」
俺がちょいと目を向けてみれば兵助はにこりと笑う
「お前は俺の大事な部分を全部持ってったんだ」
愛と言う名のお菓子を君は、ぺろりと食してしまったのだった
(責任、とって貰うぞ。八左ヱ門)
バレンタインちっく?(今更!)バレンタインバレンタイン。
微妙に裏に続きそうだ、これ
気が向けば書くやも…
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