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お残しは許しません!(竹久々+鉢雷)



ある穏やかなお昼の時間、食堂にて。




「あ゛ぁー!!!!!!!」
「わっ!どっどうしたの兵助っ!?」
「五月蝿いなあ…」
「もぐもぐもぐ←」
「八!お前また豆腐残してんじゃんッ!!!!」
「んあ?…だって豆類嫌いなんだもんよ。仕方ないじゃん」
「お前っ!忍者に苦手なものがあってどうすんだ!!!大体、豆腐はとってもとっても旨いんだぞ!!!」
「えー…腹に溜まるもんじゃないし豆臭いからやだ。」
「毎日毎日よく飽きないよなあ。」
「そうだね、もう五年目だものね。」
「今日こそは八に豆腐の素晴らしさをわかってもらう!!でやっ!!!」
「うわっ馬鹿野郎!!!!豆腐近付けんな!!豆っ豆嫌だああああ!!」
「っ〜!!!何で食べらんないんだよ!?揚げ出し豆腐も餡掛け豆腐も八杯豆腐も試したのにっ!あまつさえも杏仁豆腐まで!!!!!」
「うわあああ雷蔵、助けてくれ!兵助がオカシイ!」
「おい八、お前私には助けを求めないのか」
「三郎は面白がるだけで助けてくれたことがない。」
「あっはっは!!!よくおわかりで!」
「三郎…僕の顔で八を足蹴にしないでくれ…」
「なあ、雷蔵。八が豆腐を食べれる何か良い方法ないかなあ…?」
「うーん…好きなものと一緒に食べる、とかどうかな?」
「おっ!成程!!!…でも八が好きなものって何だろう。」
「何言ってんだ兵助。ここにあるじゃん」
「はあ?ここって言ったって…今日のメニューに八の好きなものあったっけ?」
「鈍いなあ〜そっちじゃなくて、こっち!」
「……?……俺?」
「そうさ!八が好きなのは兵助だろー!んで、こうすりゃいい。雷蔵、ちょっとこっち向いて?」
「?うん」
「はい、雷蔵あーん!」
「え」(もしかして僕にあーんとかそんな風に食べろというのか三郎は!でもここは食堂で沢山人がいるし大体恥ずかしいしでも三郎の目が本気な気がしないでもないし)
「ら い ぞ う 。」(食べてくれなきゃ喰べちゃうよ…?)
「あっ…ぁん…もぐもぐ」
「よしよし、可愛いなあ雷蔵!っとまあ今のようにやればいいんだよ」
「な。何か今静かな脅しが見えた気がするんだけど…」
「八、気にしたら負けだぞ。」
「はっ恥ずかしかった…」
「そうか、今のようにやればいいのか。」
「は!?ちょっ兵助君?正気デスか…?」
「はい。八、あーんっ」
「………うぅうっ」
「あーんっ!」
「あー…んむ。もぐもぐ」
「美味しい、八?」
「…………微妙」
「じゃ、次これね。あーん!」
「え。えぇーまた豆腐?」
「好き嫌いは駄目だぞ。ほらっ口開ける!!」
「はいはい…」(あー…もう、こいつは…もうっ…)








「先輩達、今日も仲良しだね!」
「や、あれはもう仲良しとかそういうレベルじゃ無い気がするんだけど…」
「いいなあ、僕もお豆腐食べたいなあ〜。」








お残しは許しません!
(俺の好きなもの、好きな人にも理解して欲しいんだ。…これって我儘かな?)
サイト2周年企画のフリーリクエスト、『鉢雷、竹久々前提の5年生の会話』でした。趣味卍解です。いわゆる事故満足←
何かもうすいませっ…!
因みに最後の台詞は乱きりしんでした。
フリリク有り難う御座いました^^*

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