羊さんＶＳ１ 【與儀】
「おかしいなー…後はここら辺だと思うけど」
急いでいた時に大切な指輪を落としたことに気が付いて、
自分の来た道を戻って探す。
もし見かからなかったらと思うと心臓が痛い。
「…どうしようどうしよう…」
周りから見たら怖い人だね、完全に。
「…うっわー最悪だーっ」
案の定、指輪は見つからずテンションは直滑降。
廊下の中心でがくーとうなだれる。
ここはツクモちゃんに慰めてもらおうと立ち上がろう炉すると。
『メェ！居たメェ！』
「羊？」
ててててっとまた可愛い短い(失礼)足でこっちに駆け寄ってくる一匹の羊。
「どうかした？」
『はい、メェ』
羊の手(足？)には見覚えのある指輪がキラリ。
「っ！嘘、なんで…？」
『拾ったメェ すぐに夏流のだって分かったから届けにきたメェ』
「ひ、羊ーーーーーっ！」
『メェ？』
がばっ ぎゅうううーっ
「あーりーがーとー！！」
ちゅうー
「（じーーーっ）」
物陰に隠れて見る與儀。
（あ、あれ(羊)にチュウすれば間接キッス！？）
「…やめとけ」
つっこみをいれる花礫。
羊さんVS
▽ライターノーツ
羊さん可愛いから絶対に主人公は食いつかざるを得ないだろうなって思ったので。
これはシリーズ化しますよ。
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